こんにちは、portable-kogatamini.comを運営しているshinoです。
タイプc充電器を100均でサクッと買いたいけれど、本当に大丈夫なのか、iPhoneやAndroidでちゃんと使えるのか、不安になりますよね。
タイプc充電器を100均で探している人の多くは、タイプCケーブルの100均品やタイプC充電アダプタを100均で揃えられるのか、USB-Cの急速充電を100均のアイテムでどこまで実現できるのか、さらにダイソーとセリアの違い、そして100均充電器の安全性が気になっているはずです。
このページでは、そんなモヤモヤをスッキリ整理しながら、実際に私が日常でチェックしているポイントも含めて、タイプc充電器を100均で選ぶときに押さえておきたい注意点や、向いている使い方・向いていない使い方をまとめていきます。
読み終わるころには、「自分のスマホやタブレットなら、どこまで100均で攻めてよくて、どこからはちゃんとした充電器を選ぶべきか」がかなりハッキリしてくると思いますよ。
- 100均で買えるタイプc充電器とケーブルの種類と特徴
- ダイソーやキャンドゥでiPhoneやAndroidを充電するときの注意点
- 充電できない・使えないときに確認すべきチェックポイント
- 100均のタイプc充電器と市販品をどう使い分けるかの判断軸
タイプc充電器を100均で揃える基礎知識

まずは、タイプc充電器やケーブルを100均で探すときに、「どんなラインナップがあるのか」「どこまで期待していいのか」をざっくりイメージできるように整理していきます。特にダイソーやキャンドゥの売り場で迷いやすいポイントを押さえておくと、現場での判断がかなり楽になりますよ。
ダイソーのiPhone向け充電事情

ダイソーは100均の中でもスマホ関連グッズがかなり充実していて、iPhone向けの充電ケーブルやType-C対応の充電器もよく見かけます。
iPhone 15シリーズ以降のモデルは本体側がUSB-C端子になったので、タイプc充電器やType-Cケーブルと相性が良くなりました。
一方で、手元にある端末や中古市場ではLightning端子のiPhoneもまだ多いので、まずは自分のiPhoneがUSB-CなのかLightningなのかを確認しておくことが大事です。
iPhone 15シリーズなら、ダイソーのType-CケーブルとUSB-Cポート付きのACアダプタを組み合わせれば、日常用途の充電には十分なことが多いです。
ただ、急速充電やバッテリー寿命を気にするなら、出力W数やUSB PD対応かどうかをしっかりチェックしておきたいところです。
Appleも高速充電には最低20WのUSB-C電源アダプタを推奨していて、その仕様を明記しています。(出典:Appleサポート「iPhone用電源アダプタ」)
Lightning端子のiPhoneの場合は、Lightningケーブル側の品質も重要になります。端子根本の補強が弱いケーブルだと、折り曲げが多い使い方で断線しやすくなるので、根本が太めに補強されているものを選ぶと多少は安心感が増します。
iPhoneで「充電が遅い」と感じるときは、ケーブルだけでなくACアダプタ側の出力不足が原因のことも多いです。
数値はあくまで一般的な目安になりますが、iPhoneなら20WクラスのUSB-C充電器をひとつ持っておくと、100均のアイテムとの組み合わせや使い分けがしやすくなります。
キャンドゥ製品の充電事情

キャンドゥのスマホ売り場では、Type-C対応の充電ケーブルや変換アダプタが少しずつ増えてきています。
ダイソーほど種類は多くない店舗もありますが、必要最低限のType-CケーブルとUSB-A to Type-C変換アダプタくらいは見つかることが多い印象です。
キャンドゥでタイプc充電器まわりを探すときのポイントは、「ケーブルだけなのか」「ACアダプタも売られているのか」をまず切り分けることです。
店舗によってはケーブルだけで、コンセントに挿すUSB充電器は取り扱いなし、というケースもあります。
この場合は、手元のACアダプタにUSB-Aポートがあれば、そこにType-Cケーブルを挿してAndroidやiPhone 15シリーズを充電する、という使い方になります。
ノートパソコンまで充電したい場合は、キャンドゥのアイテムだけで完結させるのは正直厳しいです。ノートPCのUSB-C充電には60Wや100Wクラスの出力が必要になることも多く、これは100均の価格帯ではまずカバーしにくいからです。
ノートパソコンに必要な充電ワット数については、ノートパソコンに必要な充電ワット数別の最適な充電器と選び方で詳しく整理しているので、PCも充電したい人は合わせて確認してみてください。
ケーブルのおすすめ比較

タイプc充電器を100均で活用するうえで、いちばん差が出やすいのがType-Cケーブルの選び方です。
売り場には似たようなケーブルがズラッと並んでいますが、「長さ」「対応電流(A)やW数」「充電専用かデータ転送も対応か」あたりを見ていくだけでも、かなり絞り込みやすくなります。
USB PD(USB Power Delivery)はUSB-IFが策定した給電規格で、もともとは仕様上「最大100Wクラス」までの電力供給が可能でしたが、最新のRevision 3.1では最大240Wまで対応できるようになっています。
ただし、100Wを超える充電には、それを識別するためのE-Markerチップを搭載したケーブル(一般的に5A対応などと表記される)が必要となります。
こうした規格があるからこそ、スマホだけでなくノートPCや一部の高性能機器までUSB-Cで充電できるようになりました。(出典:USB-IF「USB Power Delivery」「USB Power Delivery Revision 3.1」)
ざっくりイメージしやすいように、100均ケーブルと市販ブランドケーブルの特徴を比較してみます。
| 項目 | 100均Type-Cケーブル | 市販ブランドケーブル |
|---|---|---|
| 価格帯 | 110〜330円前後 | 500〜2,000円前後 |
| 対応電流・W数 | 表記なし〜3A程度が目安 | 明記されていることが多い |
| 急速充電対応 | 対応・非対応が混在 | PD対応など明記されやすい |
| 耐久性 | 当たり外れが大きい | 断線対策や保証付きが多い |
| おすすめ用途 | 予備・外出先・一時しのぎ | メインケーブル・長期利用 |
「ケーブルおすすめ」として考えるなら、私のスタンスはかなりシンプルで、メインで毎日使う1本は信頼できるメーカー品、予備や職場用・車内用は100均ケーブルという使い分けです。これならコスパと安心感のバランスが取りやすいかなと思っています。
充電ケーブルandroid対応

Androidスマホはメーカーや機種ごとに細かい仕様が違っていて、「同じType-C端子に見えるのに、なぜか充電が遅い」「ケーブルを変えたら急に早くなった」といったことが起こりがちです。充電ケーブルandroid対応を意識するなら、以下の点をチェックしてみてください。
- スマホ本体がUSB PDや急速充電に対応しているか
- ACアダプタ側の出力W数が足りているか
- ケーブルが「充電専用」ではなく「データ転送対応」かどうか
特にAndroidは、急速充電の規格がメーカー独自な場合もあり、100均ケーブルではその独自規格に対応しきれないケースがあります。その結果、「通常充電はできるけれど、メーカー純正ほど速くない」といった差が出てくるわけですね。
ゲーム中やテザリング中など、負荷が高い状態での充電はバッテリーへの負担も大きくなりやすいので、そういう場面では100均ケーブルよりも、太めで発熱しにくいブランドケーブルに任せたほうが安心です。
iphoneとAndroidの違い

同じスマホでも、iphoneとAndroidでは充電の考え方が少し違います。iPhoneは比較的「対応している充電規格がシンプル」で、USB PDに対応した20Wクラスの充電器とまともなType-Cケーブルがあれば、だいたい快適に使えます。
一方でAndroidは、メーカーごとに急速充電規格がバラバラで、「同じW数でも実際の挙動が違う」ことがよくあります。
また、古いAndroid端末だと、そもそもType-CではなくmicroUSB端子のまま、ということもまだあります。この場合は、Type-Cケーブルを何本買っても意味がないので、microUSB to Type-Cの変換アダプタではなく、素直にmicroUSBケーブルを一本用意したほうが分かりやすいです。
100均の売り場で迷ったら、「自分のスマホの端子」「急速充電の対応状況」「普段どのくらいのスピードで充電されていればストレスがないか」を一度整理してから商品を選ぶと、失敗がぐっと減りますよ。
タイプc充電器の100均での選び方

ここからは、実際にタイプc充電器やケーブルを100均で選ぶときに、「これだけは見ておこう」というチェックポイントやよくあるトラブル事例をまとめていきます。充電できない・使えない・壊れるのでは、といった不安をひとつずつ潰していきましょう。
充電できない原因

「100均で買ったのに充電できない…」という相談は、本当に多いです。原因はいくつかパターンがあり、以下のどれか、もしくは複数が同時に起きていることがほとんどです。
- ケーブルの端子がスマホの端子と合っていない(Type-CとLightningなど)
- ACアダプタ側の出力W数が足りていない
- USBハブや延長コードを経由していて電力が落ちている
- ケーブルや端子が物理的に傷んでいる、接触が悪い
特に「充電できない」ときは、まず別のコンセント・別のアダプタ・別のケーブルの順番で切り分けしていくと、原因の見当がつきやすくなります。
ノートパソコンのACアダプタ代用でも同じ考え方ですが、出力不足のアダプタを無理に使うのはあまりおすすめしません。詳しい安全ラインは、ノートパソコンに必要な充電ワット数別の最適な充電器と選び方の考え方がそのままスマホにも応用できます。
100均のタイプc充電器やケーブルは、「家でも外でもガッツリ毎日使うメイン充電」よりも、「予備・一時しのぎ・持ち歩き用」に向いていると考えておくと、期待値と現実のギャップが小さくなります。
アンドロイド端末の使えない例

「このケーブル、なぜか自分のアンドロイドだけ使えない…」というケースも、条件を整理してみると理由が見えてきます。よくあるのは次のようなパターンです。
- 古いAndroid端末で、独自の急速充電規格を使っている
- バッテリーが劣化していて、充電自体が不安定になっている
- カバーやケースが厚すぎて、端子が奥まで刺さっていない
- 水濡れ・ホコリ・ゴミで端子部分の接点が汚れている
こういった「使えないアンドロイド端末例」を見ると分かるのは、必ずしも100均ケーブルだけが悪いわけではない、という点です。もちろん品質のバラつきはありますが、端末側のコンディションや充電規格との相性も影響してきます。
不安なときは、一度メーカー純正のケーブルとアダプタで挙動を確認してみて、そこで問題がなければ、「100均ケーブルは予備に回す」「高負荷時の充電には使わない」といったルールを決めておくのもひとつの手です。
Androidに使うと壊れるは本当か

ネット上では「100均の充電器を使うとAndroidが壊れる」といった強い表現も見かけますが、実際のところはもう少し冷静に見たほうがいいテーマです。
結論から言うと、「100均だから即壊れる」というよりも、「規格違い・出力不足・粗悪品を無理に使うとリスクが上がる」という理解が近いと思っています。
具体的には、以下のような条件が重なると、端末に負荷がかかりやすくなります。
- 必要なW数を大きく下回るアダプタで高負荷のアプリを動かしながら充電する
- 被膜が薄く、発熱しやすいケーブルを長時間使い続ける
- 明らかに規格外の怪しいUSBコンセントを使う
もちろん、これは100均に限らず、どんな価格帯の製品でも同じです。大事なのは、「値段」ではなく「規格が合っているか」「出力に余裕があるか」「見た目からして明らかに粗悪ではないか」をチェックすることです。
Androidスマホの世界では、バッテリーを長持ちさせるための設定や充電の最適化機能も用意されています。
例えばGoogle Pixelシリーズでは、充電の最適化機能をオンにすることでバッテリー寿命を延ばす仕組みが公式に案内されています。(出典:Google Pixel ヘルプ「充電の最適化」)
ここで紹介している数値や条件は、あくまで一般的な目安です。具体的な安全ラインや推奨環境は、必ず各メーカーの公式情報を確認してください。
最終的な判断に不安がある場合は、販売店や専門の修理業者などの専門家に相談することをおすすめします。
USBコンセントの危険性と対策

100均でよく見る「USBコンセント」は、コンセントタップに直接差し込んでUSBポートを増やせる便利グッズですが、使い方を誤ると危険性もあります。特に注意したいのは、「タコ足配線」「高出力機器の同時接続」「湿気の多い場所での使用」です。
USBコンセントが危険と言われるパターンとしては、もともとコンセントタップ側がいっぱいなのに、さらにUSBコンセントで機器を増やしすぎてしまい、トータルの消費電力が許容量を超えてしまうケースが典型例です。
スマホ充電器自体はそこまで大きな電力ではないものの、ドライヤーや電子レンジなどと同じタップで併用していると、じわじわ負担が積み上がります。
また、日本ではACアダプタやUSB電源アダプター、延長コードなどは電気用品安全法(PSE)の対象で、原則としてPSEマークの表示がない製品の製造・輸入・販売は認められていません。
100均製品であっても、日本国内で流通しているUSB充電器やACアダプタには必ずこのPSEマークが表示されているかを確認することが、安全性を判断する上での最も重要なポイントです。(出典:経済産業省・各種解説サイト「電気用品安全法/PSEマークの概要」)
対策としては、以下を意識してみてください。
- 消費電力の大きい家電とはタップを分ける
- USBコンセントは必要な数だけに絞る
- 濡れやすい場所(キッチンや洗面所)ではできるだけ使わない
これも数値はあくまで目安で、正確な許容電力や安全基準は各製品の説明書や公式サイトを必ず確認してくださいね。
ダイソーの500円充電器
タイプc充電器を100均で探していると、「ダイソーの500円Type-C充電器」が気になる人も多いと思います。
110円のコーナーより一段上の価格帯になりますが、そのぶん出力W数が高かったり、USB-CポートとUSB-Aポートを両方備えていたりと、機能面ではかなり使いやすくなっているモデルが多いです。
500円クラスのType-C充電器は、「100均価格帯とメーカー品の中間」にいる存在で、サブとしてはかなりバランスが良いと感じています。スマホやタブレット、モバイルバッテリーくらいまでなら、これ一台でそこそこ快適に回せる場面も多いです。
一方で、65W以上を要求するノートパソコンのメイン充電としては、やや力不足になるケースもあります。
ノートPCのPD充電や代用品探しについては、コンビニや100均も絡めて整理しているdellノートパソコンの充電器を忘れた時の代用手順とPD充電器が参考になるはずです。
PCクラスを充電したいなら、やはり専用の高出力USB-C充電器を1台用意しておくのが安全寄りの選択かなと感じています。
タイプc充電器を100均で選ぶポイントまとめ
最後に、タイプc充電器を100均で選ぶときのポイントをもう一度ギュッとまとめておきます。
「タイプc充電器 100均」というキーワードで探しているあなたが押さえておきたいのは、「どこまでを100均で済ませるか」「どこからを信頼できるメーカー品に任せるか」という境界線です。
- スマホの予備充電や、外出先での一時しのぎなら100均のケーブルや低価格充電器でも十分な場面が多い
- 毎日フルスピードで充電したいメインケーブルや、高価なノートPC・タブレットの充電には、USB PD対応のブランド品を1台用意しておくと安心
- 「充電できない」「使えない」「壊れるかも」と感じたら、端子・W数・ケーブルの状態を一つずつ切り分けて確認する
- 数値や安全ラインはあくまで一般的な目安なので、最終的には公式の仕様と専門家の意見をベースに判断する
100均のタイプc充電器やケーブルは、「上手に付き合えばかなり便利なサブアイテム」です。すべてを任せるのではなく、「ここまではOK」「ここから先はちゃんとした充電器に任せる」と線を引いてあげることで、コスパと安全性のバランスがぐっと取りやすくなります。
なお、充電器(ACアダプタ)を購入する際は、価格帯にかかわらず、必ず本体に「PSEマーク」の表示があることを最終確認しましょう。
portable-kogatamini.comでは、ノートPCやタブレットの電源まわりについても、ワット数別の選び方や代用パターンを詳しくまとめています。
もっと踏み込んで勉強してみたい人は、ノートパソコンに必要な充電ワット数別の最適な充電器と選び方なども参考にしながら、自分のスタイルに合った充電環境を整えてみてください。
繰り返しになりますが、このページで紹介した出力や使い方の目安は、あくまで一般的な目安です。
正確な情報は必ず各製品や端末の公式サイトを確認し、最終的な判断に迷う場合は、販売店やメーカーサポート、専門の修理業者といった専門家に相談するようにしてくださいね。

