こんにちは、portable-kogatamini.comを運営しているshinoです。
ゲーミングpc向けの外付けssdおすすめを探していると、ゲームの入れすぎでCドライブがいっぱいになってきたり、ゲーミングPCやノートpcにSteamのゲームや原神をどんどん入れたいのに容量が足りなかったり…といったモヤモヤにぶつかることが多いと思います。
さらに、ゲーム用外付けssdを使ったときに起動やインストールが遅いのか速いのか、ロード時間がどれくらい変わるのか、USB3.2 Gen2接続じゃないと意味がないのか、PS5外付けSSDやPS4外付けSSDとの兼用は大丈夫なのかも気になりますよね。
この記事では、そんな不安を持つあなたに向けて、ゲーミングPCでの外付けSSD運用を前提に、ゲームの快適さとコスパのバランスが良い2台として、USB 20Gbps接続に対応した WD_BLACK P40 Game Drive SSD と、同じく4TBモデルがUSB 20Gbps対応の Nextorage NX-P2SE Portable SSD(NX-P2SE4TB)を中心に、選び方から使い方、トラブル対策までまとめていきます。
読み終わるころには、「自分の遊び方ならどの容量のどの外付けSSDを選べばいいか」「Steamや原神をどこにインストールしておけばいいか」がかなりスッキリしているはずです。
- ゲーミングPCで外付けSSDを使うメリットとデメリット
- ゲーム本数別に最適な容量と必要な速度の目安
- WD Black P40とNextorage NX-P2SE4TBの特徴と選び分け
- Steamや各ランチャーでの外付けSSDの使い方とトラブル対処
ゲーミングpcにおすすめの外付けssdを徹底解説

まずは、ゲーミングPCで外付けSSDを使うときの基本から整理していきます。メリットとデメリット、容量や速度の考え方、内蔵SSDとの違いなどを押さえておくと、あとで製品を選ぶときに迷いにくくなります。
運用の主なデメリット

外付けSSDは便利ですが、ゲーミングPCで本気で使うならデメリットもきちんと理解しておきたいところです。
ざっくり言うと、「ケーブルに依存する」「NVMe直付けよりは遅いかもしれない」「ゲーム機側の制限を受ける」あたりがポイントです。
まず一番分かりやすいのは、ケーブルとポートに依存する点です。USBケーブルが緩んでいたり、プレイ中にうっかり引っ張ってしまったりすると、一瞬の切断でゲームが落ちることもあります。特にオンライン対戦中だと、これだけでストレスMAXですよね。
次に、いくら速い外付けSSDでも、PCIe接続の内蔵NVMe SSDと比べるとレイテンシや帯域で不利になることが多いです。
実際の体感としては、読み込みが数秒変わるかどうかくらいですが、超高速ロードを前提にした最新タイトルでは差が出る場面もあります。
コンソール側の制限も要注意です。PS5の場合、外付けSSDからPS5用ゲームを直接起動することはできず、あくまでPS5ゲームの倉庫+PS4ゲームの起動用として使う形になります。これはソニー公式の仕様として明言されています。(出典:ソニー「PS5でUSB拡張ストレージを使用する方法」)
このあたりを理解したうえで、「それでも外付けで増設したいか?」を一度イメージしておくと、後から後悔しにくいかなと思います。
ゲーム本数で決める容量目安

容量は、感覚ではなく「自分がどのくらいゲームを入れたいか」で決めるのが一番です。ざっくりの目安はこんなイメージです。
| プレイスタイル | おすすめ容量 | イメージ |
|---|---|---|
| ライトユーザー | 500GB〜1TB | 大型タイトル2〜3本+インディー多数 |
| 平均的PCゲーマー | 1TB〜2TB | 大型タイトル5〜10本+常連タイトル |
| ヘビーゲーマー | 2TB〜4TB | 常時インストール10本以上+サブゲーム |
WD_BLACK P40 Game Drive SSDは最大2TBまで、Nextorage NX-P2SEシリーズは最大4TBまでラインナップされています(※2025年現在、より大容量や新規格の製品も続々登場しています)。「とりあえず1本で完結させたい」人にはかなり相性が良いです。
※この記事では、USB 20Gbps対応の4TBモデル「NX-P2SE4TB」を前提にしています。1TB/2TBモデルは10Gbps版なので、スペック表を見るときは型番を確認してください。
最近のAAAタイトルは1本100GB近いことも珍しくなく、Steamや原神のようなオンラインタイトルに加えて、オフラインの大作も入れておきたいなら、1TBはすぐ埋まります。
なお、ここで挙げた容量はあくまで一般的な目安です。動画編集や録画もまとめて保存したい場合は、もう一段上の容量を見ておくと安心かなと思います。正確な対応容量やラインナップは、必ず各メーカーの公式サイトで確認してください。
読み込み速度と体感の違い

外付けSSDを選ぶときに、数値として目につきやすいのが「最大読み出し速度〇〇MB/s」というスペックです。
ゲーミング用途では、ざっくり言うと500MB/s以上あればHDDよりは圧倒的に快適、1,000MB/s前後から「ロードが速いな」と感じやすくなり、2,000MB/sクラスはUSB 20Gbps接続の外付けSSDとしては最速級であり、かなり贅沢な部類だと考えています。
例えば、WD_BLACK P40 Game Drive SSD(以下、WD Black P40) は USB 20Gbps(USB 3.2 Gen 2×2) に対応し、最大読み出し 2,000MB/s クラス の転送速度が公式にうたわれているゲーミング向けポータブルSSDです。(出典:ウエスタンデジタル「WD_BLACK P40 Game Drive SSD」)
一方、Nextorageの4TBモデル「NX-P2SE4TB」 は USB 20Gbps(USB 3.2 Gen 2×2)対応 で、最大読み出し1,600MB/s・最大書き込み1,500MB/s と案内されています。(出典:Nextorage「USB 20Gbps対応ポータブルSSD NX-P2SE4TB」)
どちらも、ゲームのロード時間をぐっと短縮できるレベルの速度帯です。ただし、カタログ値は「最大値」であり、実際のゲームロードはCPU・メモリ・ストレージの断片化・バックグラウンド処理などいろいろな要素に左右されます。
ここはあくまで目安として捉えておき、500〜1,000MB/sクラスで十分実用的、2,000MB/sクラスは余裕を楽しむ世界くらいに考えておくとバランスが良いかなと思います。
このあたりのストレージ速度の考え方は、ノートパソコンのストレージ解説でも触れているので、より細かいスペック感を整理したい人はノートパソコンのメモリとストレージ構成の解説記事も参考になると思います。
内蔵SSDの違い

ゲーミングPCだと、「素直に内蔵NVMe SSDを増設した方がいいのでは?」という疑問もよく聞きます。ここは、それぞれのメリット・デメリットを整理しておきましょう。
内蔵SSD:速くて安定・ケーブルいらず/外付けSSD:増設しやすくて持ち運びやすいというイメージで捉えると分かりやすいです。
内蔵NVMe SSDは、PCIe直結なのでレイテンシが小さく、シーケンシャル速度だけでなくランダムアクセスも有利です。頻繁にロードが入るゲームや、巨大なオープンワールド系タイトルでは、内蔵の方が安定感があることも多いです。
一方で、ノートPCやメーカー製デスクトップの中には、そもそも増設が難しかったり、開封すると保証に影響が出たりするモデルもあります。そういった環境では、USBケーブル1本で容量を増やせる外付けSSDの方が圧倒的に手軽です。
また、外付けSSDなら、ゲーミングPCとPS4やPS5(PS5ではPS4タイトルやPS5ゲームの倉庫として)をまたいでライブラリを持ち運べるのも大きなメリットです。
Mac mini向けに外付けSSDを使うケースも含めて、外付けストレージ運用を掘り下げた解説はMac miniに使う外付けSSDの比較記事でも触れています。
どちらが絶対に正解というよりは、「組み込みのハードウェアいじりが得意なら内蔵増設(特にPS5では内蔵SSD拡張のみPS5ゲームの直接起動が可能)」「サクッと容量を増やして他の機器とも兼用したいなら外付け」という分け方で考えてもらうのがいいかなと思います。
外付けSSDにゲームを移す手順

ここからは、実際にゲームを外付けSSDに移すときの流れを整理していきます。基本的な考え方は多くのランチャーで共通ですが、代表例としてSteamをベースに説明します。
事前準備:フォーマットと接続
まず、外付けSSDをPCに接続します。Windowsであれば、基本的にはそのまま使って問題ないことが多いですが、長期運用を考えるならNTFS形式でフォーマットしておくと安心です。
既にPS5外付けSSDやPS4外付けSSDとして使っていた場合や、購入時点でexFATでフォーマットされているモデル(NX-P2SE4TBなど) の場合は、そのままでも使えますが、権限管理や大容量ファイルの扱いをWindows標準に揃えたいなら、バックアップを取ってからNTFSにフォーマットし直すのがおすすめです。
Steamでのライブラリフォルダ追加
- Steamを起動する
- 左上の「Steam」→「設定」→「ストレージ」(または「ダウンロード」内のストレージ管理)を開く
- 「ドライブを追加」から外付けSSDを選び、新しいライブラリフォルダを作成する
- 今後インストールするゲームのデフォルト先として指定しておく
(※メニュー名はSteamクライアントのバージョンによって多少変わる場合があります)
この状態で新しいゲームをインストールすると、自動的に外付けSSD側にインストールされます。
既存ゲームを外付けに移動する
- ライブラリから移動したいゲームを右クリック
- 「管理」→「インストールフォルダを移動」を選び、外付けSSDのライブラリを指定
- 移動が終わるまで待つ(容量次第で時間がかかるので気長に)
Epic GamesやUbisoft Connectなども、基本的な考え方は同じで、「インストール先フォルダを外付けSSDにする」「既存のデータをコピーしてからランチャー側に認識させる」という流れになります。
なお、大量のデータを一気に移動するときは、SSDの温度や書き込み負荷が上がりやすいので、外付けHDDやSSDにまつわる運用のコツをまとめた外付けストレージのバックアップ解説記事も一度読んでおくと安心感が増すと思います。
安定動作のための設定確認

外付けSSDでゲームをするなら、「つないだら終わり」ではなく、安定動作のための設定も軽く見直しておくのがおすすめです。
ちょっとした設定だけで、「ゲーム中にいきなり切断される」「待機中に勝手にスリープする」といったトラブルをかなり減らせます。
具体的には、次のようなポイントをチェックしておきましょう。
- 「高パフォーマンス」または「バランス」など、極端に省電力寄りではない電源プランを選ぶ
- USBハブにまとめて挿さず、可能ならマザーボード直結のUSBポートに挿す
- USB 3.2 Gen2 や Gen2x2 対応のポートを優先的に使う
- 必要に応じて、Windowsの電源オプションで「USBのセレクティブサスペンド」を無効にする(外付けSSDが頻繁に切断されるなど、トラブルが出た場合の対処として)
また、RGBライト付きのゲーミングマウスやキーボード、キャプチャーボードなどと同じハブに挿すと、電力や帯域の都合で不安定になりやすいケースもあります。ゲーム用外付けSSDは、できれば単独のポートを確保してあげると安定しやすいですよ。
こういったチューニングは、最終的にはPC本体の仕様や使い方にも左右されるので、正解はひとつではありません。あくまで一般的な目安として試しつつ、不安があればショップやメーカーのサポートにも相談しながら調整していきましょう。
ゲーミングpcにおすすめの外付けssdの比較

ここからは、実際に「これを選んでおけばまず困らない」と考えている2モデル、WD_BLACK P40 Game Drive SSD(以下、WD Black P40) と Nextorage NX-P2SE4TB Portable SSD に絞って、使い方や相性、トラブル対策までまとめていきます。
初心者向けの使い方

初めて外付けSSDをゲーム用途で使うなら、難しく考えすぎなくてOKです。基本の流れは次の3ステップだけです。
- 外付けSSDをPCに接続(USB3.2 Gen2以上のポートを優先)
- フォーマット形式を確認(Windowsなら基本はそのままでOK/長期運用するならNTFS推奨)
- Steamなどのランチャーでインストール先を外付けSSDに変更
特に大事なのは、「どのゲームを外付けに逃がすか」のルールを決めておくことです。
例えば、こんな分け方が分かりやすいです。
- よく遊ぶタイトル:内蔵NVMe SSD
- たまに起動する大容量タイトル:外付けSSD
- ほぼ積み状態のタイトル:削除して再ダウンロード前提
WD Black P40やNextorage NX-P2SE4TBクラスの外付けSSDであれば、どちらもゲームの起動やロードに十分耐えられる性能を持っていますが、あえて内蔵と外付けで役割を分けておくと、ストレージ運用全体がスッキリしてきます。
SteamゲームをSSDに保存

Steamのゲームを外付けSSDに保存するメリットは、単に容量が増えるだけではありません。ゲームフォルダごと持ち運べるので、別のゲーミングPCやノートPCでも、同じライブラリを手軽に使い回せるのが大きなポイントです。
やり方は先ほど触れた通りですが、改めてポイントだけ整理しておきます。
- 外付けSSDに「SteamLibrary」など分かりやすいフォルダを作る
- Steamの設定→ストレージから、そのフォルダをライブラリとして追加
- 今後インストールするタイトルは、そのライブラリを指定しておく
これで、例えば自宅のデスクトップで遊んでいたゲームを、出先のノートPCに外付けSSDごと持っていって続きから遊ぶ、といった使い方もやりやすくなります。
また、Steam以外のランチャーでも、多くは「既存のゲームフォルダをスキャンする」機能を持っているので、外付けSSDに入っているゲームを再認識させることができます。詳細な手順はランチャーごとに違うため、正確な操作方法は必ず公式ヘルプやサポートページで確認してください。
安全なデータ移行のコツ

内蔵SSDから外付けSSDにゲームを移すとき、一番避けたいのは「中途半端なコピーでデータが壊れる」ことです。ここでは、できるだけ安全にデータ移行を進めるためのコツをまとめておきます。
基本は「バックアップを1本挟む」「一気にやりすぎない」です。
- 重要なセーブデータは、クラウド同期や手動バックアップを事前に取っておく
- 大容量タイトルをまとめて移動するのではなく、2〜3本ずつ様子を見ながら進める
- コピー中は別の重い作業(動画編集など)を同時に走らせない
- ノートPCの場合はACアダプタを接続し、途中でスリープしないよう電源設定を見直す
Nextorage NX-P2SE4TBのような高速モデルでも、数百GB単位のコピーを連続で行うと、それなりに熱を持ちます。多少熱くなるのは仕様の範囲内とはいえ、気になる場合は休憩を挟みながらゆっくり移行していくのがおすすめです。
また、費用面でも、外付けSSDは容量が大きくなるほど単価は下がりますが、最初から4TBを買うべきかどうかは、ライブラリの規模や今後の使い方次第です。
ここで紹介している容量や運用の考え方はあくまで一般的な目安なので、最終的な購入判断は、あなた自身の予算やプレイスタイルに合わせて決めてください。
ゲームが落ちる時の対処法

外付けSSD運用でよくあるトラブルが、「ゲームが落ちる」「突然フリーズする」という症状です。原因がSSDではないケースも多いのですが、外付けならではのチェックポイントもいくつかあります。
まず疑うのは「ケーブル・ポート・電源」。次に「温度とバックグラウンド処理」という順番で見ると、原因を絞り込みやすいです。
- 別のUSBケーブルに替えてみる(できれば付属ケーブル)
- 別のUSBポートに挿してみる(ハブではなく本体側)
- USBハブを併用している場合は、電源付きハブに変えるか、外付けSSDだけ直挿しにする
- SSDの温度が高すぎないかチェックし、長時間連続プレイ後に落ちる場合は休憩を挟む
- ウイルス対策ソフトやクラウドストレージ同期など、バックグラウンド処理を一時的に止めてみる
PS5やPS4で使っている場合は、USB拡張ストレージの仕様に起因する挙動もあります。PS5ゲームは外付けから直接起動できない、PS4ゲームは外付けから起動できる、といった制限は、ソニー公式の説明を一度読んでおくと理解しやすいです。(出典:ソニー「PS5でUSB拡張ストレージを使用する方法」)
どうしても原因が分からない場合は、WD Black P40やNextorage NX-P2SE4TBのようなブランド製品であれば、メーカーのサポート窓口も頼りになります。自己判断で分解や改造を行う前に、必ず公式サポートや専門ショップに相談するようにしてください。
ゲーミングpcにおすすめの外付けssd総まとめ
最後に、この記事全体のポイントを改めて整理しておきます。
- ゲーミングpc向けの外付けssdおすすめとして、私は WD_BLACK P40 Game Drive SSD(WD Black P40) と Nextorage NX-P2SE4TB Portable SSD の2台を特に推しています。
- WD Black P40は、USB 20Gbps(Gen 2×2)対応・最大読み出し2,000MB/sクラスの高速転送とゲーマー向けのLED演出を備えた、USB接続の外付けSSDとしてはトップクラスの性能を持つゲーム寄りのモデルです。
- Nextorage NX-P2SE4TBは、日本ブランドならではの扱いやすさと 4TBという大容量・最大読み出し1,600MB/sクラス の速度で、「とにかく容量とバランス」を重視したい人にフィットします。
- 容量はゲーム本数ベースで考え、500GB〜1TBはライト、1〜2TBは標準、2〜4TBはヘビー向けといった目安で見ると選びやすいです
- Steamなどのランチャーでインストール先を外付けSSDに切り替えれば、ノートPCや別のゲーミングPCでもゲームライブラリを持ち運べます
ゲーミングpc 外付けssd おすすめを一言でまとめるなら、「内蔵SSDをいじらずに、快適さをほぼそのままに容量を一気に増やせる手段」です。
そのうえで、WD Black P40でスピードとゲーミング感を取るか、Nextorage NX-P2SE4TBで容量と国産ブランドの安心感を取るかは、あなたのプレイスタイルと予算次第かなと思います。
なお、本記事で触れた容量や速度の数値は、すべて一般的な目安であり、実際の性能や仕様は製品ごと・環境ごとに異なります。
正確な情報は必ず各メーカーの公式サイトやサポートページで確認してください。また、ストレージ構成や予算について不安がある場合は、最終的な判断をする前に、家電量販店やパソコンショップなどの専門スタッフにも相談してみてください。

