usbコンセントを100均で買う危険性とセリアの不安解消を解説

usbコンセントを100均で買う危険性とセリアの不安解消を解説 持ち運び

こんにちは。portable-kogatamini.comを運営しているshinoです。

最近、usbコンセントを100均で買うのは危険じゃないのか、とくにセリアやダイソーのUSB充電器が大丈夫なのか気になっている人がかなり増えているなと感じています。

タコ足配線になっていないか、発熱や発火のリスクはないのか、PSEマークは本当に信用していいのか…気になるポイントはいろいろありますよね。

しかも100均のUSBアダプタやUSBコンセントタップって、ダイソーの300円や500円のモデル、タイプC対応のもの、キャンドゥやセリアのシンプルなACアダプターなど種類が多くて、どれが安全性の高い選び方なのか分かりにくいと思います。

スマホやタブレットだけでなく、ワイヤレスイヤホンやモバイルバッテリーなど、充電する機器も増えてきているので、余計に不安になりますよね。

この記事では、usbコンセントを100均で買う場合にどこが危険と言われるポイントなのか、セリアやダイソー、キャンドゥの特徴を整理しつつ、「緊急用として割り切って使うライン」と「普段使い用はちゃんとした電源タップを用意したほうがいい理由」を、私なりの視点でまとめていきます。

最終的には、私がおすすめするTESSANやEXHEARTといった信頼しやすい電源タップも紹介しながら、あなたの環境で「どこまでを100均に任せるか」「どこからをメーカー製に切り替えるか」がはっきりイメージできるようにお話ししていきます。

記事のポイント

  • セリア・ダイソー・キャンドゥのUSBコンセントの安全性と違い
  • 100均USB充電器やUSBアダプタが危険と言われる理由と避けたい使い方
  • usbコンセントを100均で買う場合の安全なチェックポイント
  • 普段使い用としておすすめのTESSAN・EXHEART電源タップの特徴

 

100均のusbコンセントは危険?セリアの実態

100均のusbコンセントは危険?セリアの実態

ここでは、セリアを中心にダイソーやキャンドゥなど主要100均ショップのusbコンセントやUSB充電器が、安全性の面でどんな位置づけなのかを整理していきます。100均だからすべて危険というわけではなく、「どんな条件ならアリか」を押さえるのがポイントです。

ダイソーも含めた安全性を比較

ダイソーも含めた安全性を比較

まず気になるのが、セリアとダイソーで売られているUSBコンセントやACアダプターの安全性の違いだと思います。

結論からいうと、日本国内の店舗で販売されているUSBコンセントやACアダプターは、電気用品安全法の対象となる製品であればPSEマークの表示が義務付けられています。

ただし、ネット通販や並行輸入品では、PSEマークがない違法品や安全性の低い製品が紛れ込むケースも報告されているため、購入時には必ず表示を確認することが重要です。

 

ショップ 主な特徴 向いている使い方
セリア 低出力でシンプルなUSB充電器が中心 サブ用・低負荷機器の短時間充電
ダイソー USBコンセントタップや複数ポート、300円・500円・1000円程度までの高出力モデルや「USB PD対応」をうたう製品も スマホ複数台やガジェットをまとめて充電
キャンドゥ ベーシックな1ポートACアダプターやUSB充電器 自宅や職場に置く「予備の充電口」

安全性の観点で一番大事なのは、価格よりもPSEマークの有無と、定格電流・電圧の表示がきちんとしているかです。

電気用品については、経済産業省が電気用品安全法とPSEマーク制度で安全基準を定めています。(出典:経済産業省「電気用品の安全規制(PSEマーク制度)」https://www.meti.go.jp/product_safety/consumer/system/02.html

このあたりの基本を押さえたうえで、「強く電力を食うものを同時にたくさん挿さない」「発熱しやすい環境で使わない」といった使い方を意識していけば、セリアもダイソーも「サブ用途ならアリ」というラインに落ち着きやすいかなと思います。

 

セリアのUSB充電器は大丈夫?

セリアのUSB充電器は大丈夫?

次に、セリアのUSB充電器は大丈夫なのか、もう少し踏み込んで見ていきます。セリアは1ポートのシンプルなACアダプターが多く、出力は5V・1A〜2A程度が中心です。

PSEマーク付きの製品であれば最低限の安全基準は満たしていますが、PSEは“絶対に事故が起きないこと”を保証する制度ではありません。

2024〜2025年もUSBケーブルや充電器の発火事故が複数報告されているため、発熱の有無やタコ足配線など「使い方の安全性」を重視することが大切です。

セリアのUSB充電器を使うときの注意ポイント

  • 必ずPSEマークと定格表示がある製品を選ぶ
  • スマホ1台など、低負荷機器の充電に限定する
  • タコ足配線のコンセントタップに重ねて挿さない
  • 充電中に本体が熱くなり過ぎていないか時々触って確認する

また、最近はUSBタイプCのケーブルや充電器を100均でそろえる人も多いと思いますが、タイプCは給電能力が高くなりやすいぶん、規格外の組み合わせで使うと発熱リスクが上がります。

タイプC充電器を100均で選ぶときの基準については、同サイト内のタイプC充電器は100均でも安全かを解説した記事で整理しているので、合わせてチェックしてもらうとイメージがつかみやすいと思います。

 

ダイソーの実力

ダイソーの実力の

ダイソーのUSBコンセントタップは、コンセント口とUSBポートを一体化した便利グッズとしてかなり人気があります。AC差込口が2〜3個にUSBポートが2口付いているようなモデルなら、スマホとイヤホン、モバイルバッテリーをまとめて充電しやすく、持ち運び用にも重宝しますよね。

実力としては、日常的なスマホや小型ガジェットの充電であればそこそこ便利で、コスパは良いという印象です。

ただし、ここでも気を付けたいのがタコ足配線と合計消費電力です。もともとコンセントタップが満杯なのに、その先にダイソーのUSBコンセントタップを挿してさらに機器を増やすと、許容電力を超えてコードやコンセントが熱を持ちやすくなります。

USBコンセントタップを安全に使うコツ

  • ドライヤーや電子レンジなど大電力家電と同じタップで使わない
  • 合計W数(ワット数)をざっくりでいいので意識する
  • 使用中に焦げたにおいや変色がないか、ときどきチェックする

リチウムイオン電池を使う機器の発火事故については、消費者庁や経済産業省も注意喚起を出しています。(出典:消費者庁「リチウムイオン電池使用製品による発火事故に注意」https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/caution/caution_083/

こうした公的な情報でも、充電は2025年現在も目の届く場所・時間帯に行うことや、異常があればすぐ使用をやめることが強く推奨されています。

 

300円のダイソーのACアダプター注意点

300円のダイソーのACアダプター注意点

ダイソーのACアダプターは、100円ではなく300円クラスのモデルが主力になっていることが多いです。この価格帯になると、2ポートや比較的高出力のモデルも増えてきて、「純正品は高いから、これでいいか」とメイン充電器として使いたくなる人もいると思います。

ただし、重要なのは価格ではなく安全基準(PSEマーク)と規格適合性です。経済産業省は、電気用品はPSEマークが付いていないと安全基準を満たさず、販売も違法になると明確に示しています(電気用品安全法)。

また、消費者庁の事故情報でも、USB充電中の発熱・溶損事故には非純正品や規格外の充電機器が関係している例が見られます。

そのため、ダイソーの300円ACアダプターを使う場合は、以下を必ず確認しておくことが安全につながります。

ダイソーのACアダプターの300円モデルで注意すべき点

ダイソーのACアダプターの300円モデルで注意すべき点

1. PSEマークの有無を必ず確認する

PSEがなければ法律上アウトで、安全面でも不安が残ります。

※ダイソー製品は基本的にPSEつきですが、念のため確認が必要。

 

2. 高出力機器の充電には向かない

ダイソーの300円アダプターは多くが「5V・1A〜2A」クラス。

  • USB PD非対応

  • ノートPC/大型タブレットには出力不足

  • 長時間の高負荷使用は発熱リスクが高まる

NITEの注意喚起でも、USB充電器まわりの異常発熱・焼損が定期的に報告されています。

 

3. メイン充電では使わず“サブ用途”にとどめる

普段のスマホ主充電として毎日長時間使うより、

  • ワイヤレスイヤホン

  • モバイルバッテリー

  • 小型ガジェット

    など「低負荷・短時間」で使うほうが安全です。

4. 長時間放置充電は避ける

消費者庁は繰り返し注意喚起していますが、

  • 充電中は目の届く場所で

  • 発熱・異臭・変形があれば即中止

    は必須です。

 

ダイソーの500円USBアダプタを比較

ダイソーの500円USBアダプタを比較

ダイソーの500円クラスになると、USBポートが3つあったり、合計出力が高めだったりと、見た目のスペックではかなり魅力的なUSBアダプタが増えてきます。

中には急速充電をうたうモデルもありますが、USB PDなど高出力規格に正式対応していない場合も多いため、見た目のスペックだけで判断するのは危険です。

2025年現在、急速充電機能は「充電器」「ケーブル」「機器本体」の3点がすべて規格準拠である必要があると各メーカーも明記しています。

ただ、このクラスのUSBアダプタほど何をどれだけ同時につなぐかがシビアになります。合計出力が高いぶん、フルに近い状態で長時間使うと内部の熱も溜まりやすく、部品の寿命を早めたり、最悪の場合は異常発熱のリスクも高まります。

ダイソーの500円USBアダプタを選ぶ基準

  • 合計W数(例:5V・3Aなら15W)を確認しておく
  • 常にフルで使わず、7〜8割程度の負荷を目安にする
  • 高価なスマホやタブレットはできればメーカー製アダプタで充電する

安全情報については、国民生活センターや経済産業省も、充電器の出力電流による発熱の違いや、異常があった場合のリスクについてまとめています。(出典:国民生活センター「リチウムイオン電池及び充電器の使用に関する注意」https://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20210318_1.html

こうした一次情報も、時間のあるときに一度チェックしておくと安心感が変わってきます。

 

100均のusbコンセントは危険?セリアの選び方

100均のusbコンセントは危険?セリアの選び方

ここからは、実際にusbコンセントやUSB充電器を100均で選ぶときの具体的なチェックポイントと、「緊急用としての割り切りライン」、そして普段使い用としておすすめしたいTESSAN・EXHEARTの電源タップについてお話しします。

 

キャンドゥのUSB充電器と特徴

キャンドゥのUSB充電器と特徴

キャンドゥのUSB充電器は、セリアやダイソーに比べるとラインナップはややシンプルで、1ポートのACアダプターやベーシックなUSB充電器が中心という印象です。

派手な急速充電をうたうモデルよりも、5V・1A〜2A程度のスタンダードな製品が多いので、逆に言えば「用途を限定して割り切りやすい」とも言えます。

キャンドゥで選ぶときに意識してほしいのは、やはりPSEマークと定格表示です。パッケージの裏側や本体ラベルに、丸形やひし形のPSEマークと、入力・出力の電圧・電流がしっかり書かれているものを選びましょう。

キャンドゥのUSB充電器はこんな使い方がおすすめ

  • 自宅や職場のデスクに置く「予備の充電ポート」
  • ワイヤレスイヤホンや小型ガジェットの単体充電
  • 旅行先での一時的なサブ充電用

逆に、ノートPCや大型タブレット、モバイルモニターなど高出力を要求する機器はキャンドゥのUSB充電器に任せず、しっかりしたUSB PD対応の充電器を使う方が安全です。

USB PD対応ノートPCの充電については、たとえばdellノートパソコンの充電器を忘れたときの代用手順のような記事も参考になると思います。

 

ダイソーのタイプC充電の注意点

ダイソーのタイプC充電の注意点

ダイソーのタイプC対応充電器やケーブルは、とにかく価格が魅力的です。ケーブルもUSBアダプタも安くそろえられるので、「全部100均でいいや」と思いたくなる気持ちはすごく分かります。

ただ、タイプC充電には形が合えばOK」以上のルールがあります。

とくに、USB PDによる高出力充電に対応したスマホやタブレット、ノートPCの場合、ケーブル側も充電器側も規格にきちんと対応していないと、期待したスピードで充電できなかったり、最悪の場合は過熱のリスクが高まります。

ダイソーのタイプC充電で気を付けたいポイント

  • ノートPCや高出力タブレットの充電にはUSB PD対応がほぼ必須です。100均のタイプC充電器はPD非対応のものが多く、出力不足や発熱の原因になりやすいためメイン充電には向きません。
  • スマホでも急速充電は純正または信頼できるメーカー品を基本にする
  • 長時間の放置充電や、布団の上など熱がこもる場所での使用を避ける

タイプCまわりは、ケーブル・充電器・機器本体の3つが絡むので、少しでも不安があれば「100均はサブ」「メインはちゃんとした充電器」と割り切るのが安全寄りの選択かなと思います。

 

100均のUSBアダプタ使用時の危険

100均のUSBアダプタ使用時の危険

ここまで個別のショップやモデルを見てきましたが、共通して言えるのは、100均のUSBアダプタやUSBコンセントには「危険と言われやすいポイント」がいくつかあるということです。

よくある危険パターン

  • タコ足配線で合計消費電力が許容量を超える
  • 発熱しているのにそのまま長時間放置してしまう
  • 高価な機器を常時接続してメイン充電器代わりに使う
  • PSEマークや定格表示を確認せずに何となく選んでしまう

とくに消費者庁は2024〜2025年に、USBケーブルの発火事故やモバイルバッテリーの焼損事故を多数公表しており、「異臭・発熱・変形があれば直ちに使用を中止する」ことを強く推奨しています。

充電は必ず目の届く場所で行い、可燃物の近くでの長時間放置は避けましょう。(出典:消費者庁リチウムイオン電池使用製品による発火事故に注意しましょう

私の結論:100均USBアダプタは「緊急用・サブ用」ならアリ

  • 日常的にがっつり使うメイン充電器にはしない
  • 長時間の放置充電を避ける
  • 高価な端末や仕事で絶対に落とせない機器はメーカー製で守る

こうした前提を守れるなら、100均のUSBアダプタも「使いどころを選んだうえでのコスパ枠」として十分アリだと考えています。

 

TESSANマルチ電源タップの魅力

TESSANマルチ電源タップの魅力

では、普段使い用にはどんな電源タップを用意しておくと安心かというと、私がまずすすめたいのがTESSAN USB-C付3口ACマルチ電源タップ TS-721C-GRです。

このモデルは、ACコンセントが3口、さらにUSB-CとUSB-Aポートを備えていて、スマホ・タブレット・イヤホン・モバイルバッテリーなどの日常ガジェットをまとめて1箇所で管理しやすい構成になっています。

USB-Cポートは2025年現在も主流の、PD非対応機器の充電に十分な出力があります。ただし、ノートPCなど高出力機器を充電したい場合は、別途PD対応充電器が必要です。

コード長もデスク周りで取り回ししやすいバランスで、リビングやワークスペースの「メイン電源」として置いておくのにちょうどいいです。

TESSAN TS-721C-GRを推す理由

  • コンセント3口+USB-C+USB-Aで日常用途をほぼカバー
  • PC・モニター・スマホなどをデスク周りでまとめやすい
  • 100均ではカバーしきれない安全性と安定感がある

もちろん、これも万能ではなく、接続する機器の合計W数を意識する必要はありますが、少なくとも「100均のUSBコンセントをタコ足配線に重ねる」よりは、ずっと安定した環境を作りやすいはずです。

 

EXHEARTスイッチタップの利点

EXHEARTスイッチタップの利点

もう一つ、普段使いでかなり便利だと感じているのがEXHEART USBポート付スイッチタップ 4口AC 2口USBです。

こちらはACコンセント4口とUSBポート2口という構成で、特徴的なのが「スイッチ付き」であること。

コンセントごとにオン・オフできるタイプであれば、使っていない機器の待機電力を減らせるのはもちろん、熱がこもりやすい機器の電源だけ切っておくといった使い方もできます。これが地味に安全面で効いてくるんですよね。

EXHEARTスイッチタップが向いている人

  • デスク周りにACアダプターが多く、こまめに電源を切りたい人
  • USBポートもそこそこ欲しいけれど、タップ自体がゴツくなるのは避けたい人
  • 100均タップからそろそろ卒業して、ちゃんとした1台を持ちたい人

こうした電源タップを1台用意しておけば、usbコンセントを100均で買うのは本当に「緊急用」「出先での一時しのぎ」程度に抑えられます。結果として、全体の安全性はぐっと上げやすくなります。

 

100均(セリア)のusbコンセントは危険かの総括

最後に、ここまでの内容をざっくりまとめます。usbコンセントを100均で買うのが危険かどうか、とくにセリアやダイソーの商品が大丈夫なのか気になっているあなたに伝えたいのは、「100均だから全部ダメ」でも「安いから全部OK」でもないということです。

  • セリア・ダイソー・キャンドゥのUSB充電器は、PSEマーク付きであれば電気用品安全法に基づく最低限の安全基準はクリアしています。ただし、PSEは“絶対安全”を保証するものではなく、2024〜2025年も発熱・発火事故の報告が続いているため、タコ足配線・高出力機器の常用・長時間の放置充電など、使い方次第では危険度が一気に上がります。
  • 100均のUSBアダプタは、サブ用途・短時間充電・低負荷機器向けに割り切るのが現実的
  • 普段のメインには、TESSAN TS-721C-GRやEXHEARTスイッチタップのような、信頼できる電源タップを1台用意しておくと安心感が大きく違う

この記事で紹介したW数や使い方の目安は、あくまで一般的な目安であって、すべての環境・すべての製品に当てはまるわけではありません。

正確な情報や最新の安全基準については、必ず各メーカーの公式サイトや、経済産業省・消費者庁など公的機関の情報を確認してください。

また、配線や電気容量に不安がある場合や、仕事で絶対に止めたくない機器を接続する場合は、電気工事士や家電量販店の専門スタッフなど、専門家に相談してから判断するのがおすすめです。

最終的な判断は、あなたの使用環境とリスク許容度を考えながら、専門家の意見も参考にしつつ決めていきましょう。

 

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