リファのフィンガーアイロンの悪い口コミは本当なのか真相を徹底解説

一方で、プレートの面積が小さい分、一度に挟める毛束量が少なくなるため、太く硬い髪や癖が強い髪質では「全体を整えるのに時間がかかる」「ストレートの伸びが弱い」と感じる人も一定数います。

これは、コードレス仕様による最大出力の制約にも関係しており、一般的なコード付きの高出力モデル（約70〜100W）に比べて、コードレスモデルは出力が20〜30W前後に抑えられているためです。この出力差が、スタイリングパワーに体感的な違いを生み出しています。

とはいえ、リファのフィンガーアイロンは、髪の内部水分を保ちながらスタイリングする「カーボンレイヤープレート」を採用しており、過剰な熱ダメージを抑制しつつツヤのある仕上がりを実現しやすいという利点もあります。

つまり、強い熱を当てて一気に伸ばすタイプのストレートアイロンとは方向性が異なり、「繊細な毛流れのコントロール」や「前髪の微調整」に最適化されている設計といえます。

前髪の仕上がりを左右する主な要因

• プレート幅と髪質の相性：細いプレートほど部分的な調整には有利だが、太い髪質では時間がかかる

• 温度設定と使用環境：外気温が低い冬場は熱が奪われやすく、同じ設定温度でも効果が変わる

• アイロン前の準備：完全に乾いた状態で使用することで、均一なカールやストレートを作りやすくなる

要するに、リファフィンガーアイロンは「前髪や顔まわりの繊細なスタイリングに特化したツール」であり、強いクセ毛を全体的に伸ばすメインアイロンとしては向かない傾向があります。用途を正しく見極めて使うことで、期待以上の仕上がりを得やすくなります。

また、USBポートの出力は国やホテル設備によって大きく異なり、ホテルの壁面ポートなどは出力が5V/1A前後と低いため、充電時間が極端に長くなったり、給電しながらの使用が不安定になる場合があります。

そのため、9V/3Aや12V/3A出力に対応したUSB PDアダプターを携帯することが望ましいです。Type-C to Type-Cケーブルを組み合わせれば、多くの国で共通して安定した充電が可能になります。

さらに、航空機移動時には「リチウムイオン電池搭載製品」としての取り扱いルールに注意が必要です。

国際航空運送協会（IATA）のガイドラインによれば、リチウム電池を内蔵した機器は基本的に機内持ち込みのみ許可されています（出典：IATA Dangerous Goods Regulations, Lithium Battery Guidance Document）。

本体から電池を取り外せる場合は取り外し、ショート防止用の保護テープを端子に貼るなど、事前準備をしておくと安心です。

海外使用時のチェックポイント

• 現地の電圧に合わせた変圧器またはPD対応アダプターを準備する

• 出力不足のUSBポートは避け、信頼できる給電元で充電する

• 航空機搭乗時は必ず機内持ち込みにし、手荷物で管理する

• プラグ形状（A、C、BFタイプなど）は国ごとに異なるため、マルチ変換プラグを併用する

これらの基本を守ることで、渡航先でもトラブルを回避し、普段と同じように前髪や毛先のスタイリングを楽しむことができます。特に海外出張や長期滞在では、安定した給電環境を確保することが快適な使用体験の鍵になります。

リファフィンガーアイロンのSTとST6は、一見よく似ていますが、実際には使用目的や仕上がりに大きな差があります。両者の最大の違いはプレート幅であり、STは約12mmの標準幅、ST6はその半分の約6mmです。

このサイズ差が、操作性やスタイリングの自由度に直接影響します。

STは「汎用性」を重視したモデルで、前髪や毛先のカール、全体の軽いストレート補正まで対応できる万能タイプです。

プレート面積が広いため、1回で挟める毛束が多く、ストレート作業や外ハネアレンジを効率的に行えます。立ち上がり時間は約60秒で、最大使用温度に到達した後も安定した温度を維持しやすい構造になっています。

一方でST6は「精密さ」を重視したモデルです。6mmの極細プレートによって、産毛やもみあげ、生え際など、従来のアイロンでは熱が届きにくかった部分をピンポイントでスタイリング可能です。立ち上がり時間は約45秒とSTよりも短く、電力制御も最適化されています。

使用可能時間は約18〜21分で、前髪や部分的なアレンジには十分な長さです。

また、ST6ではヒーター素材の改良によって熱の均一性が高まり、プレート端まで温度ムラが少なくなっています。

これにより、髪の一部分だけが過剰に熱を受けるリスクを軽減し、仕上がりの質感がより均一になります。重さはSTが約160g、ST6が約150gと大きな差はないものの、握りやすさや操作性の点ではST6がより軽快な印象です。

STは「1台で日常のほとんどをカバーしたい人」に、ST6は「細部の仕上げを重視する人」に適しています。

特にプロの美容師や撮影現場など、細部の毛流れ調整が必要な場面ではST6の操作性が高く評価されています。

用途の違いを理解し、自分の髪質やスタイリング習慣に合ったモデルを選ぶことが、満足度を大きく左右します。

（出典：MTG公式サイト『ReFa BEAUTECH FINGER IRON ST/ST6 製品仕様』

リファフィンガーアイロンは、販売経路が非常に多様で、実店舗とオンラインのどちらでも正規購入が可能です。代表的な購入ルートとしては、以下の5つが挙げられます。

1. リファ公式オンラインショップ（MTGオンライン）
   
   保証登録や製品サポートがスムーズで、最新モデルや限定カラーもいち早く入手できます。正規品保証を重視する場合、最も信頼できるルートです。

2. 全国の百貨店・家電量販店（伊勢丹、高島屋、ビックカメラなど）
   
   実際に手に取って質感や操作感を確認できる点が強みです。店頭スタッフによる相談や比較も可能で、プレゼント用途にも向いています。

3. 正規取扱サロン・美容室
   
   プロの美容師が直接販売するケースがあり、髪質やスタイリング方法を踏まえたアドバイスを受けながら購入できます。

4. 公式認定のECモール内ショップ（Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピング）
   
   MTG公式が出店している場合のみが「正規ルート」です。出品者が不明な販売ページでは並行輸入品や模造品のリスクがあるため注意が必要です。

5. 免税店・海外正規代理店
   
   海外渡航時に購入する場合は、現地の電圧仕様を確認しましょう。日本国内版とは一部仕様が異なる場合があります。

正規販売ルートで購入する最大のメリットは、メーカー保証とアフターサポートが受けられる点です。

万が一故障やバッテリー不具合が発生しても、保証書と購入履歴があれば迅速な修理対応が可能です。

並行輸入品や中古市場での購入は価格が安い一方、保証が適用されないことが多く、長期的な安心感に欠ける点に注意が必要です。

リファフィンガーアイロンの主なデメリットは、「コードレスであることによる出力制約」と「連続稼働時間の限界」に集約されます。

バッテリー駆動であるため、電源コード付きの業務用モデルに比べて加熱出力が低く設定されており、髪質や毛量によってはストレートの伸びが甘く感じられることがあります。

とくにロングヘアや強いくせ毛を一気に整える用途では、数回に分けてアイロンを通す必要があり、時間効率が落ちる傾向があります。

また、連続稼働時間は約20分前後とされており、全体の仕上げというよりは部分的なセットや外出先でのお直しを想定した設計です。

長時間連続で使用すると、バッテリーの温度上昇を防ぐため自動的に出力が抑制される安全制御が働く点も、ユーザーによってはデメリットと感じられる場合があります。

もう一つの注意点は、充電環境の前提条件です。給電規格にUSB PD（Power Delivery）9V/3A以上が推奨されており、対応していない充電器やケーブルを使うと充電が遅くなったり、使用中に安定した加熱が得られないことがあります。

この点を知らずに汎用USBケーブルを使うことで「壊れた」と誤解されるケースも報告されています。

さらに、プレートサイズが小さいため、広範囲をスタイリングする場合には時間を要します。しかし、これは携帯性と精密操作性を両立させるための設計上のトレードオフであり、前髪や顔まわりのニュアンス作り、外出時のメイク直し感覚での使用には非常に適しています。

主なデメリットまとめ

• コードレスゆえに出力が低く、パワー不足を感じる場面がある

• 連続使用時間が20分程度と限られる

• 給電規格に条件があり、非対応ケーブルでは動作が不安定になる

• プレート幅が狭く、ロングヘアの全体スタイリングには不向き

外出時の携帯性、髪への優しさ、部分的なニュアンス作りを重視する人には非常に相性の良い製品です。性能の上限を理解して使えば、デメリットはむしろ上手にコントロールできる特徴へと変わります。