カメラカバーの外し方が分からなくて、レンズを傷つけないか不安になっていませんか。
iPhoneのカメラカバーの外し方やiPhoneのレンズカバーの外し方、スマホのカメラフィルムの剥がし方を調べても、やり方がバラバラで「結局どうすればいいの」と迷いやすいところかなと思います。
特に、カメラレンズカバーの外し方を間違えると、カバーどころかレンズ本体まで傷つけてしまう可能性がありますし、カメラカバーが外れない状態で無理に力を入れると、ガラスが割れて破片が飛ぶリスクもあります。
Webカメラカバーの外し方や、MacBookのカメラカバーをどう扱うかで悩んでいる人も多い印象です。
この記事では、カメラカバーの外し方を「準備」「手順」「トラブル対処」に分けて、iPhoneを中心にスマホ全般で使えるやり方をまとめました。
100均やSHEIN、NIMASOのような強粘着タイプまでカバーしつつ、私自身がガジェット好きとしてやっている安全な手順を、できるだけ分かりやすくお伝えしていきますね。
iPhone 16など最新モデルでも、カメラユニットの形状差はあるものの、外し方の基本手順は同じです。段差を探して角からカードを入れ、粘着を少しずつ切っていく流れは、今後のモデルでも共通すると考えてもらって大丈夫です。
- スマホのカメラカバーを安全に外すための準備と基本手順
- iPhone各モデルやブランド別のカメラカバーの外し方のコツ
- 100均やダイソーなど強粘着カバーを外すときの注意点
- カバーが外れない・割れたあとのトラブル対処と相談先の目安
カメラカバーの外し方の基本ガイド

ここでは、機種やメーカーに関係なく共通で使えるカメラカバー 外し方の基本をまとめます。作業前にそろえておきたい道具、スマホやPC側の設定、レンズを守るための考え方を押さえておくと、その後の詳しい手順の理解がぐっとラクになりますよ。
iPhoneで外す前に

まず、iPhoneでカメラカバーを外す前に押さえておきたいのは、「本体の準備」と「作業環境」です。ここを雑にすると、カバー自体は外れてもレンズにキズが入ったり、内部にホコリが入りやすくなったりするので、最初にサクッと整えておきましょう。
作業前にやっておきたい準備
最初に、iPhoneの電源をオフにしておきます。カメラユニット周りは静電気も帯びやすいので、乾燥した季節は金属に一度触れてから作業に入ると安心です。
机の上にはメガネ拭きのような柔らかいクロスを敷いて、その上にiPhoneを置き、ケースは外しておきましょう。
この段階で、カバーが「フィルムタイプ」なのか「厚みのあるガラス」「金属フレーム付き」なのかをざっくり確認します。見分けがつきにくいときは、側面から見て厚みや段差をチェックするとイメージしやすいです。
最低限そろえておきたい道具
私が推奨の用意するものは、ざっくりこんなセットです。
- 薄いプラスチックカード(ポイントカードやショップカード)
- プラスチック製のピックやヘラ
- セロハンテープかマスキングテープ
- デンタルフロスや細めの糸
- 無水エタノール(またはカメラ用クリーナー)とマイクロファイバークロス、綿棒
レンズや周囲のパーツにアルコールを使う場合は、ごく少量をクロスや綿棒に含ませて軽く拭く程度にとどめてください。機種によってはアルコールNGのものもあるため、必ずメーカーの指示を優先しましょう。最後に乾いたクロスで軽くから拭きすると安心です。
どれも家にあるものか、ドラッグストア・100均で揃うものばかりです。カードや糸は、レンズに直接硬いものを当てないための“クッション”の役割だと思っておくと分かりやすいかなと思います。
PC・Macノートでのカバー利用の注意点
ノートPC、とくにMacBookシリーズでカメラカバーを使っている場合は、ディスプレイとのクリアランス(隙間)がかなりシビアです。厚めのカバーをつけたまま画面を閉じると、最悪ディスプレイに筋状のダメージが入る可能性があります。
Appleは、厚さ0.1mm(コピー用紙程度)を超えるカメラカバーを挟んだままMacノートを閉じると、画面を破損する可能性があると公式に案内しています(出典:Apple Support「Using a camera cover, palm rest, or keyboard cover on a Mac notebook」)。
接着剤が残るタイプや厚みのあるカバーは特に注意が必要です。必ず最新のApple公式サポートページで確認し、0.1mm以上のカバーは閉じる前に外すようにしてください。
MacBook側の話になりますが、こういったリスクはスマホでもゼロではありません。圧をかけすぎない、不要な力を加えない、という意識を最初に持っておくと失敗しにくくなります。
なお、本記事の内容はあくまで一般的な目安であり、正確な情報は各メーカーの公式サイトや取扱説明書を確認してください。
最終的な判断に迷う場合や、既にダメージがありそうなときは、無理をせず専門の修理業者や公式サポートに相談することを強くおすすめします。
iPhoneから外れないときの対処

「iPhoneのレンズカバーが全然浮かない」「角を持ち上げてもビクともしない」ときは、焦って力任せに引っ張るのがいちばん危険です。ここでは、粘着が強すぎる場合の“段階的な攻め方”をまとめます。
ステップ1:粘着を弱める
まずは、カバー表面にセロハンテープやマスキングテープをしっかり貼り付けて、端を少しずつ引き上げながら、粘着をゆるめるイメージで動かします。
ここで一気に外そうとせず、「動く範囲だけ小刻みに揺らす」のがポイントです。
それでもまったく動かない場合は、ドライヤーの冷風〜弱い温風を、少し離れた位置から10〜15秒程度だけ当てます。本体が「少し温かい」以上に熱くなる場合はすぐに中止してください。
近距離で長時間あてると防水シールや内部パーツにダメージが出ることがあるため、必ず短時間+距離をあけるの2点は守りましょう。
ステップ2:すき間を作る
粘着が少しやわらいだら、カバーの角からプラスチックカードを差し込み、ほんの1〜2ミリだけ浮かせます。カードがまったく入らない場合は、テープで端を持ち上げてからカードを入れると入りやすくなります。
カードは一枚だけでなく、2〜3枚用意しておくと便利です。1枚目で隙間を作って、その位置をキープしながら2枚目、3枚目と少しずつ周囲に広げていくと、戻りにくくなります。
ステップ3:周囲の粘着を切る
カードが入ったら、そのまま円周方向にスライドさせて、カバーと本体の間の粘着を“こそげ取る”ように動かしていきます。途中で引っかかる感触があれば、一度止めて、別の角側から攻めるのもアリです。
どうしても動かないポイントに無理に力をかけると、そこからひび割れが広がるので、方向を変えながら少しずつ削っていくイメージでやってみてください。
スマホのフィルムが剥がれない原因

「スマホのカメラフィルムが剥がれない」場合、原因はいくつかパターンがあります。ざっくり把握しておくと、どこに気をつければいいかが見えてきます。
よくある3つの原因
- 貼り付けから長期間経っていて、粘着が固着している
- 周囲にケースの縁がかぶさっていて、カードが入りにくい
- 貼り付け時に圧着しすぎて、カバーと本体の段差がほぼゼロになっている
このあたりが重なっていると、ちょっとやそっとでは剥がれてくれません。とくにケースとカバーの干渉は見落とされがちで、ケースを外してからやってみると、意外とあっさり外れることもあります。
原因別の対処イメージ
| 状態 | 傾向 | おすすめのアプローチ |
|---|---|---|
| 長期間貼りっぱなし | 粘着が硬く、端が浮かない | 冷風ドライヤーで少し温めてからカード+糸で攻める |
| ケースで縁が隠れている | カードが入るスペースがない | 必ずケースを外し、レンズ周りをしっかり見える状態にする |
| 強く圧着されている | 段差がなく境目が分かりにくい | 光にかざして境目を探し、角からテープ+カードでゆっくり浮かせる |
どのパターンでも共通しているのは、「一気に剥がそうとしない」ことです。時間がかかっても、少しずつ粘着を切り離していけば、レンズへのダメージはかなり抑えられます。
100均の携帯カメラカバーの注意点

100均の携帯カメラカバーは、コスパが良くて試しやすい反面、「粘着が強すぎる」「個体差が大きい」といったクセが出やすいアイテムでもあります。実際、私がサポートセンターに勤めていた時も「100均のカメラカバーが外れない」という相談がちょこちょこ届きます。
100均のカバーで気をつけたいのは、次の3点です。
- 粘着剤の質が製品ごとにバラつきやすい
- ケースとの相性チェックがほぼない状態で売られている
- 厚みの説明がざっくりしていて、Webカメラカバーとして使うと危険な場合がある
とくにノートPCのWebカメラに100均カバーを貼る場合、厚みがあるとディスプレイとぶつかって画面を傷める可能性があります。ノートPC側の仕様を確認したうえで、「閉じても当たらないか」をしっかりチェックしてください。
スマホ用カバーであれば、必ずケースも含めた「段差」を確認することをおすすめします。カバーを貼ったあとにケースをはめて、レンズ周りを横から見てみてください。カバーがケースに押し上げられているようなら、早めに外して別の製品に替えたほうが安全です。
フィルム系アクセサリーの選び方そのものについては、同じサイト内でまとめているタブレットの保護フィルムは100均でいい?必要かの判断ポイントも、考え方の整理に役立つと思います。
ダイソーのiPhoneカバーの対応

ダイソーのiPhoneカメラカバーは、ガラス一体型やリング付きなど、見た目重視のアイテムが多いですよね。外し方の基本はこれまでと同じですが、ダイソー系ならではのコツもあります。
角からカードを入れるのが基本
まず、ケースを外してレンズ周りをむき出しにします。そのうえで、カバーの角を1つ決めて、そこにプラスチックカードをそっと差し込み、1ミリだけ浮かせます。そのままカードを左右にゆっくりスライドさせ、周囲の粘着を切っていきます。
装飾リング付きタイプの注意点
リングや飾り付きのカバーは、装飾部分をつまんで持ち上げたくなりますが、それをやると「そこだけ」力が集中して割れやすくなります。あくまで力は側面のカードやテープに分散させて、装飾はガイド程度に触れるくらいにしておくと安全です。
ダイソーのカバーは、ロットによって粘着の強さがけっこう違います。「いつもこのシリーズを使っているから大丈夫」と思わず、その個体の様子を見ながら、少しずつ剥がしていくのがコツです。
機種別カメラカバーの外し方を解説

ここからは、機種やブランド別にもう少し踏み込んだカメラカバー 外し方を解説します。Iphone14・iPhone13・iphone15といったiPhoneの世代違いや、SHEINやNIMASOなど人気ブランドごとの特徴を押さえておくと、「自分の環境だとどこに気をつければいいか」がクリアになるはずです。
Iphone14の安全な剥がし方

Iphone14シリーズは、カメラユニットが大きく出っ張っているので、カメラカバーも一体型のものが多いです。そのぶん、接着面積も広くなりがちで、外すときは少し慎重さが必要になります。
Iphone14特有のポイント
- レンズが大きく、カバーも分厚くなりやすい
- ケースの縁が高めに設計されたものが多く、干渉しやすい
- Proモデルはレンズ数が多く、カバーの割れ方も複雑になりやすい
このため、Iphone14での外し方の基本は「ケースを外す→角からカード→周囲を一周→最後にゆっくり持ち上げる」という王道パターンになります。
カードを滑らせるとき、レンズの段差に引っかからないよう、ほんの少しだけ上向きにカードを傾けておくと、レンズ面への接触を避けやすいです。
iPhone13の剥がし方のコツ

iPhone13シリーズはIphone14ほどカメラユニットが大きくないものの、レンズ周りのデザインは似ているので、カバーの構造も近いものが多いです。iPhone13 剥がし方のポイントは、「粘着の固さ」と「経年劣化」の2つを意識することです。
経年劣化したカバーへのアプローチ
発売から時間が経っていることもあり、iPhone13に貼っているカバーは、すでに1〜2年以上そのまま…というケースも少なくありません。
そういう場合は粘着がガチガチになっていることが多いので、最初からカードや糸を攻めるのではなく、テープで“揺らす”ところから入るのがおすすめです。
iPhone13での安全な流れの一例は、以下の通りです。
- 電源オフ+クロスの上でiPhoneを固定する
- カバー表面にテープを貼り、端を持ち上げながら小さく揺らす
- 角が少し浮いたところでカードを差し込む
- カードを円周方向に動かして粘着を切る
- 斜め上方向にゆっくり持ち上げてカバーを外す
ここでも大事なのは、「途中で引っかかったら別の角からやり直す」くらいの余裕を持つことです。どうしても不安な場合は、途中でやめて専門店に持ち込むのも立派な選択肢ですよ。
iphone15からの剥がし方と注意点

iphone15シリーズは、カメラ性能がさらに上がっているぶん、レンズ周りの部品も繊細になっています。剥がし方そのものはこれまでと同じですが、特にプロテクションの構造を意識してほしいモデルです。
iphone15で気をつけたい点
- レンズ周囲のメタルパーツに傷がつくと、下取り価格にも影響しやすい
- 一部の高級ケースはレンズ周りの縁がかなり高く、カバーとの干渉が強い
- 発売直後に貼ったカバーは「まだ新しいから大丈夫」と油断しがち
iphone15からの剥がし方としては、最初から「売却時にどう見られるか」を意識して、レンズ周辺を絶対にこすらない動かし方を徹底したいところです。
カードを入れる深さは最小限にし、なるべくカバー側だけを持ち上げるイメージで動かしましょう。
とくにProモデルはカメラユニットが大きく、落下時の衝撃も集中しやすい構造です。カバーが割れてしまっている場合は、作業前にガムテープで全体を覆って破片を固定してから外してください。
破片が飛ぶ場合があるため、顔を近づけすぎないようにし、可能であれば保護メガネを着用すると安心です。安全面に不安があるときは、無理をせず専門業者に相談するのがベターです。
SHEINのカメラカバーを外すコツ

SHEINのカメラカバーは、デザインが凝っていて可愛いものが多い反面、接着面積が広い「フレーム+ガラス一体型」が多く、外すときに苦戦しやすいタイプです。
まずはフレームの“浮き”を作る
SHEINカバーのような一体型タイプは、フレーム側を少しずつ浮かせるのが鍵です。角からカードを入れるところまでは同じですが、そのあとフレームの縁に沿ってカードを半周ほどぐるっと回し、全体を均等に浮かせていきます。
このとき、装飾パーツ側をつまんでねじらないよう注意してください。ねじりはガラスの割れにつながりやすい動きです。
接着剤の残りを丁寧にケア
カバーを外したあと、SHEINのカバーは粘着剤が縁に残ることがあります。ここを雑にこすってしまうと、レンズのコーティングに傷をつけかねません。
無水エタノール(またはカメラ用クリーナー)をごく少量だけ綿棒に含ませて軽く拭き取り、最後に乾いたクロスでから拭きするくらいにとどめてください。機種によってはアルコールNGの場合もあるので、必ずメーカーの指示を優先しましょう。
NIMASOの外し方

NIMASOのカメラカバーは、精度の高いガラス製品として人気があり、iPhone用のカバーを使っている人も多いと思います。しっかり密着するぶん、外すときも「丁寧さ」が求められるタイプです。
NIMASOらしいカバーの特徴
- カメラユニット全体を覆う一体型が多い
- ガラスの透明度が高く、装着後の段差が分かりにくい
- しっかり貼れていると、角の「ツメ」が極端に小さくなる
外し方の基本はやはりカード+テープですが、NIMASOの場合は「どの角にカードを入れるか」を慎重に選ぶのがポイントです。光にかざして、わずかでも段差が見える角から攻めていくとスムーズにいきやすいです。
私がやるときは、次の順番でチェックしています。
- 四隅を斜めから見て、一番わずかなスキマがある角を探す
- その角にテープを貼り、軽く持ち上げてからカードを差し込む
- カードをそのまま横にスライドし、粘着を「線」で切っていく
NIMASOクラスのしっかりしたカバーは、外したあとに再利用するよりも、新品を貼り直したほうが結果的に安心です。粘着が弱くなったカバーは、少しの衝撃で外れやすくなるので、再利用はあまりおすすめしません。
カメラカバーの外し方のまとめ
ここまで、機種別・ブランド別にカメラカバー 外し方のポイントを見てきました。共通しているのは、いきなり力を入れないことと、段階的に「粘着を切る→浮かせる→持ち上げる」の順で進めることです。
iPhoneでもAndroidでも、そしてPCのWebカメラカバーでも、雑に外してしまうとレンズやディスプレイ側にダメージが残る可能性があります。
とくにMacBookのような薄型ノートは、カメラカバーをつけたまま閉じるだけで画面を痛めるケースもあるので、カバー自体を使うかどうかも含めて慎重に考えたいところです。
本記事で紹介した手順や道具は、あくまで一般的な目安です。機種ごとの構造や、カバーの材質によって最適なやり方は変わります。
正確な情報は必ず各メーカーの公式サイトや取扱説明書を確認し、少しでも不安があれば専門の修理業者や公式サポートに相談してから作業するようにしてください。
無理に自力でやろうとして本体を壊してしまうと、結果的に高くついてしまうこともあります。リスクと手間を天秤にかけながら、「自分でやる」「プロに任せる」をうまく使い分けて、カメラライフを長く快適に楽しんでいきましょう。

