Chromeが開かないと、仕事も調べ物も止まって一気に焦りますよね。
クリックしても無反応、起動しない、立ち上がらない、一瞬で消える、真っ白、応答なし、すぐ落ちる・クラッシュする…症状がバラバラで「結局どれから試せばいいの?」となりがちです。
この記事では、Windows 11を中心に、Mac、スマホAndroid、iPhoneまでまとめて、原因を段階的に切り分けながら復旧する流れを作りました。
Windows 10は2025年10月14日でサポート終了なので、Windows 10で発生している場合は「直し方」と並行して、可能なら環境更新も視野に入れてください。
- 症状から原因の切り分け方法がわかる
- 通信起因か端末起因かを判断できる
- Mac・スマホ・iPhoneの対処も迷わない
- Windows10/11の復旧とバックアップができる
Chromeが開かない時の原因整理

ここでは、まず「どこが悪いか」を最短で絞り込みます。いきなり再インストールすると手間が増えやすいので、症状→通信→拡張機能→プロファイルの順で確認するのが私のおすすめです。
Chromeの基本的な復旧フローは公式の案内もあるので、行き詰まったら合わせて見ておくと安心ですよ(出典:Google Chrome ヘルプ「Chrome がクラッシュする、起動しないなどの問題を解決する」)。
原因の切り分け方法を最初に確認

Chromeが開かないとき、いちばん最初にやってほしいのは「開かないの中身」を分解することです。
ここ気になりますよね。
というのも、Chromeの不調って原因が1つじゃないことが多くて、たとえば「Chrome自体が起動しない」のか「起動はするけど真っ白で止まる」のかで、やるべき手順がガラッと変わるんです。ここを曖昧なまま進むと、あちこち触って疲れるだけになりがちです。
まずは症状を整理して“次の一手”を決める
私はいつも、次のように症状をざっくり分類してから動きます。あなたも一番近いものを選んでください。複数当てはまるなら、いちばん強い症状を優先でOKです。
症状別:よくある原因と最初の一手
| 症状 | よくある原因 | 最初にやること |
|---|---|---|
| クリックしても無反応 | プロセス残留、権限、セキュリティ機能の干渉 | 完全終了→再起動 |
| 一瞬表示されて消える | 拡張機能、プロファイル破損、描画相性 | 拡張機能の影響を外す |
| 真っ白/読み込みが終わらない | 通信不安定、DNS、キャッシュ肥大 | 通信切り分け→キャッシュ整理 |
| 応答なし/フリーズ | タブ過多、メモリ不足、拡張機能 | タブを増やさず起動検証 |
手戻りを減らす切り分けの順番
次に、実際の手順です。コツは「戻せる操作」から順にやること。私はだいたいこの順番で進めます。地味ですが、これが一番早いです。
- 完全終了:裏で固まっていないか(PCはタスク終了、スマホはアプリ終了)
- 再起動:OSごと整える(プロセス残り、メモリ詰まりのリセット)
- 通信の切り分け:Wi-Fiとモバイル、別端末で比較して通信起因かを見る
- 拡張機能の影響:原因特定のために一時的に外す(消さない)
- プロファイル破損:User Dataを退避して新規状態で起動できるか
いきなり削除や初期化に走ると、原因が分からなくなるうえにデータが戻せなくなることがあります。まずは「退避(リネームやコピー)」で安全に切り分けるのが基本です。迷ったら、削除より退避を先にしてください。
ここまでできたら、次は通信起因の可能性を先に潰します。体感として、特にスマホやiPhoneで「Googleが開かない」系は、端末より通信側が原因なことも多いです。
通信起因かWi-Fiで切り分ける

「Googleが開かない」「検索ができない」「ページが真っ白で止まる」みたいな症状は、Chromeの不具合というより通信起因の可能性があります。
ここを先に切り分けるだけで、やることが一気に整理されます。ポイントは、原因を当てにいくのではなく、比較して“どこまでが正常か”を決めることです。
結論を早く出す比較セット
できる範囲だけでOKなので、次のどれかをやってください。全部やる必要はないです。
- スマホでWi-Fiを切ってモバイル通信で同じページが開くか
- 同じWi-Fiで別端末(家族のスマホ、PCなど)も同じ症状か
- 同じ端末で別ブラウザ(Safariなど)でも同様に遅い/開かないか
モバイル通信なら普通に開けるのにWi-Fiだけ不安定なら、Wi-Fi側(ルーター、回線、DNS、混雑)の可能性が上がります。逆にWi-Fiでもモバイルでもダメなら、端末側(アプリ・OS・制限・セキュリティ)やサービス側の可能性が残ります。
ルーター再起動は「順番」と「待ち」が大事
ルーター再起動は地味ですが、効くときは一撃です。モデム(ONU)+ルーター構成の場合は順番が大事なので、この手順でやるのが安全です。
再起動の手順(目安)
- モデム(ONU)とルーターの電源を両方OFF
- 1分待つ(放電+再接続のため)
- モデム(ONU)→ルーターの順に電源ON
- Wi-Fiが安定するまで数分待って再チェック
DNSが詰まってる可能性もある
「特定のサイトだけ開かない」「検索だけ不安定」みたいな場合、DNSが原因で詰まることがあります。DNSはURLをIPに変換する仕組みなので、ここが不調だとブラウザが何でも止まります。
補足(Chrome側の切り分け):Chromeには「セキュアDNS(Secure DNS)」の設定があり、環境によってはここが影響して名前解決が不安定になることもあります。ルーターや端末のDNS設定を変える前に、Chrome設定→プライバシーとセキュリティ→セキュリティ→セキュアDNSを一時的にOFF/ONして挙動が変わるか確認すると、切り分けが早いです。なお、メニュー名はバージョンや端末で少し違うことがあるので、近い表記の項目を探してみてください。
DNSやルーター設定の変更は、家庭内の全端末に影響します。自信がない場合は、元に戻せるように設定をメモしてから進めるか、回線事業者や詳しい人に相談してください。
切り分けが一気に進む手札
Wi-Fi側が怪しいとき、ルーターを一度“安定寄りの機種”に替えてみると判断が早いです。たとえばTP-Link Archer AX23(Wi-Fi 6ルーター)は家庭用で扱いやすく、通信が原因かどうかを見極める用途に向いています(購入はAmazon等で探せます)。
通信起因が濃厚なら、端末の設定をいじる前に通信側を整えるのが最短です。逆に通信が問題なさそうなら、次は端末側(iPhone/Android/Mac)を見ていきます。
Google(検索/通信)のiPhoneの確認手順

iPhoneでGoogle(検索/通信)が開かないときは、Chromeの問題に見えて、実は「通信を中継する機能」や制限設定が絡むことがあります。
ここではiPhone特有のポイントに絞って、短いステップで切り分けます。通信の基本比較(Wi-Fi⇄モバイル、別端末比較)は、前の見出しで一度やっている前提で進めてOKです。
iPhone側で見たい3つの軸
- 制限:スクリーンタイムやコンテンツ制限で検索・サイト閲覧が制限されていないか
- 中継:VPNやiCloudプライベートリレー、構成プロファイルなど通信を中継する機能が影響していないか
- 更新:iOSやアプリが古くて不具合に当たっていないか
中継機能は“切り分けのために”一時的にOFFで確認
VPNやiCloudプライベートリレー、構成プロファイルなどは、環境によっては接続が不安定になることもあります。ここで大事なのは、どれが悪いと断定することじゃなくて、ON/OFFで挙動が変わるかを見て原因を絞ることです。
OFFにして改善するなら、その機能やネットワーク環境との相性が関係している可能性が出てきます。
Safariでも同じ症状か確認すると判断が早い
同じiPhone・同じ回線で、Safariだと普通に検索できるのにChromeだけ不安定なら、Chromeアプリ側(キャッシュやアプリ状態)が濃厚です。
逆にSafariでも同じように遅い・開かないなら、iPhoneの通信環境や制限、またはルーター・DNS側の可能性が残ります。
ここだけ押さえるチェック
- Wi-Fi⇄モバイルで挙動が変わるか(通信起因の判定)
- Safariでも同じか(ブラウザ固有かの判定)
- VPN/プライベートリレー/プロファイルを一時OFFで変化があるか
会社や学校の端末・ネットワークでは、管理ポリシーで通信が制限されていることがあります。勝手に設定を変えるとトラブルになることもあるので、心当たりがある場合は管理者に相談してください。
iPhoneで「Chromeアプリ自体が開かない」場合の手順は、後の「iPhoneでChromeが開かない対処」でまとめてやります。
スマホ(Android)で開かない対処
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スマホ(Android)でChromeが開かないときは、原因が「アプリの一時不調」「キャッシュ肥大」「メモリ不足」「更新の不整合」あたりに寄っていることが多いです。
機種差があるので、やることを増やすより、確実に効きやすい順で淡々と進めるのがいちばんラクです。
まずは“固まってるだけ”を外す
Androidは、アプリが裏で固まったまま表に出てこないことがあります。なので、まずは状態のリセットをします。
- タスク画面からChromeを完全終了(スワイプ)
- 端末を再起動(メモリ詰まりとプロセスのリセット)
- 復旧後はタブを一気に復元しない(原因切り分けのため)
設定から:強制停止→キャッシュ削除→データ削除
次に効くのがアプリ設定の整理です。ここで言う「キャッシュ削除」は、Androidの端末設定(アプリ情報)側のキャッシュ削除を指します。比較的安全ですが、改善しない場合は段階的に進めます。
Androidで効きやすい順(安全寄り)
- 設定 → アプリ → Chrome → 強制停止
- ストレージ → キャッシュを削除
- 改善しない場合のみ → データを削除(ログインや一部設定がリセットされる可能性)
補足:Chromeアプリ内の「閲覧データの削除(履歴/Cookie/キャッシュ)」は、Web閲覧データの整理で、端末設定のキャッシュ削除とは別物です。症状が「真っ白」「読み込みが終わらない」寄りなら、こちらも切り分けとして有効です。ただしCookie削除はログイン状態に影響することがあるので、必要な範囲だけで進めるのが無難です。
アップデートと空き容量もチェック
更新の相性や、ストレージの空き不足でアプリが落ちることもあります。目安として、端末の空き容量が少ないなら、写真や不要アプリを整理して数GBは確保したいところです(数値は一般的な目安です)。
- PlayストアでChromeが最新か確認
- Android本体のアップデート確認
- ストレージの空き容量を確認(一般的な目安として数GBは確保)
「メニューが見つからない」問題が起きやすいのがAndroidです。設定アプリの検索窓で「Chrome」「アプリ」「ストレージ」と入れると、近い項目へ辿り着きやすいですよ。
ここまでやっても改善しない場合は、通信起因(Wi-Fi/DNS)やセキュリティ系アプリの影響も疑ってください。通信の比較は前の見出しの方法で一度やっておくと、迷いにくいです。
iPhoneでの対処

iPhoneでChromeが開かないときは、手順を増やすより、効きやすい順に淡々とやるのがいちばん早いです。
ここでは「Chromeアプリ自体が起動しない/すぐ落ちる/真っ白」といった“アプリ側”の対処に集中します。通信の切り分けは「通信起因かWi-Fiで切り分ける」で済ませている前提でOKです。
まずはアプリを終了→端末再起動→更新
最初にやるのは、Chromeをアプリスイッチャーから終了して再起動。それでもダメならiPhone本体を再起動。最後にApp StoreでChromeの更新を確認します。
Appleもアプリが反応しない場合の基本として「アプリの終了」「デバイスの再起動」「アップデートの確認」などを案内しています(出典:Apple サポート「iPhone や iPad でアプリが反応しない/予期せず終了する」)。
iPhoneの復旧セット(まずはこれ)
- Chromeをアプリスイッチャーで終了
- iPhoneを再起動
- App StoreでChromeを更新
更新後は“軽い状態”で安定性チェック
アップデート後にすぐ大量タブを開くと、また不安定に見えることがあります。まずは1〜2ページで安定するかを確認してから、いつもの使い方に戻すのがコツです。
もし「前回のタブを復元」で起動直後に重くなる場合は、落ち着いてタブ数を減らすか、復元を避けて切り分けてください。
最終手段:再インストール(その前に同期確認)
どうしても直らない場合は再インストールが有効なこともあります。ただし、手戻りを減らすために、最低限これだけは確認してから進めるのがおすすめです。
再インストール前に確認したいこと
- Googleアカウントにログインしているか
- 同期(ブックマーク・パスワードなど)が有効か
同期が有効なら多くのデータは戻る可能性が高いですが、環境によっては再ログインが必要です。心配なら、重要なログイン情報の扱いは慎重に。最終的な判断はあなたの状況に合わせてお願いします。
「Google検索」も同時に不安定なら、再インストールより先に、通信の切り分け(Wi-Fi⇄モバイル、ルーター再起動、セキュアDNSの切り替え)が近道なこともあります。
Macでの対処

MacでChromeが開かない場合、体感では「裏で固まっている」「拡張機能の不具合」「ユーザーデータ(プロファイル)側の破損」が中心です。
Macは見た目が静かなので、“起動してないのか、起動して固まってるのか”が分かりにくいんですよね。だからこそ、最初はアクティビティモニタで状況を見て、確実に整えるのがコツです。
アクティビティモニタで完全終了→再起動
Dockに点が残る、クリックしても何も出ない、でもファンが回る…こういうときは、Chromeが裏で詰まっている可能性があります。
アクティビティモニタでChrome関連を終了し、Macを再起動してからChromeだけを起動してみてください。ここで起動できるなら、単純なプロセス詰まりだった可能性が高いです。
拡張機能の影響を外す(原因特定のため)
最近拡張機能を入れた/更新した直後からおかしいなら、拡張機能が原因の可能性があります。特に、拡張機能の仕様変更(Manifest V3への移行など)の影響で、未対応の拡張機能は無効化されたり、挙動が不安定になったりする場合があります。
広告ブロック系などは影響を受けることもあるので、一度オフにして挙動が変わるか試してみてください。起動できたら、拡張機能は一気に戻さず、1つずつ戻して原因を特定すると再発防止に繋がります。
プロファイル破損を疑う(削除ではなく退避)
「一瞬で消える」「何度やっても起動しない」場合、ユーザーデータ側(プロファイル)の破損が絡むことがあります。このとき重要なのは、削除ではなく退避で切り分けることです。
場所の目安:MacではChromeのユーザーデータは ~/Library/Application Support/Google/Chrome/ 配下にあります(Default や Profile 1 など)。このフォルダ名をリネームする、または別場所へコピーしてから起動できるか確認すると、安全に切り分けできます。
退避して新規状態で起動できるなら、Chrome本体よりデータ側が原因だった可能性が高いと判断できます。逆にダメなら、Chrome本体の破損やOS側の干渉、セキュリティ設定など別の線を疑う流れになります。
権限(アクセス権)は無理しない
権限の不整合が原因になるケースもありますが、ここは触り方を間違えると別のアプリやシステムに影響することがあります。自信がない場合は無理に踏み込まず、公式案内の確認や、詳しい人に相談するのが安全です。
Mac周りのChrome不具合は、別記事で「重い・開かない・拡張機能」の観点でまとめています。より詳しく掘りたい場合は、MacBookでChromeを快適に使う完全版も参考になります。
WindowsでChromeが開かない復旧手順

注意:Windows 10は2025年10月14日でサポート終了です。セキュリティ更新が止まる環境では、Chrome不具合だけでなく感染リスクも上がります。可能ならWindows 11への移行(または延長サポートの利用)も検討してください(出典:Microsoft サポート)。
Windowsは「プロセスが残る」「プロファイルが壊れる」「セキュリティ機能が干渉する」が特に多いです。ここでは、データを守りながら復旧する順番で進めます。再インストールは最後に回して、まずは切り分けで最短を狙いましょう。
Windows10で起動しない時の対処

Windows10でChromeが起動しないとき、最初に疑うべきは「裏でChromeが残ってる」パターンです。クリックしても無反応に見えるけど、実はプロセスが固まっていて新しいウィンドウが出ない、というやつ。これ、かなり多いです。
タスクマネージャーで“残留プロセス”を消す
まずはタスクマネージャーでChrome関連(Google Chrome、chrome.exe)を終了します。終了後に起動できるなら、原因はプロセス詰まりだった可能性が高いです。
すぐ開くショートカット
- Ctrl + Shift + Esc でタスクマネージャーを開く
- Chrome関連を選択してタスクの終了
起動後すぐ固まる人は「復元」を疑う
起動はできるのにすぐ応答なしになる場合、原因が“起動そのもの”ではなく、起動直後にタブを大量復元して重くなっている可能性があります。
まずはタブを最小で起動して安定するか確認し、安定するならタブ・拡張機能・常駐ソフトの順で負荷を減らすと改善しやすいです。
拡張機能→プロファイルの順で原因を絞る
起動できない状態が続くなら、拡張機能の影響を外して起動できるか確認し、それでもダメならプロファイル破損を疑ってUser Dataを退避します。
ポイントは、原因特定が目的なので「消す」のではなく「退避」から始めること。退避で起動できれば、Chrome本体よりユーザーデータ側の問題だった可能性が高いです。
プロファイル関連の操作は、削除ではなく退避(フォルダ名変更など)からが安全です。いきなり消すと、戻したいデータまで失う可能性があります。
再インストールは最後(残骸で再発しやすい)
再インストールは確かに有効ですが、User Dataが壊れている場合は入れ直しても再発することがあります。なので、再インストールの前に「新規プロファイルで起動できるか」を一度見ておくと、無駄な手戻りが減ります。
Windows11で一瞬で消える対処

Windows11でChromeが一瞬で消える(起動直後に落ちる)場合、候補は多いですが、まずは「拡張機能」と「プロファイル破損」から当たると早いです。ここを外してから、セキュリティ機能や描画相性へ進むほうが、作業が散らかりません。
起動条件を軽くして検証する
一瞬で落ちる場合でも、再起動で改善することがあります。再起動後は他の重いアプリを閉じて、Chromeだけ起動してみてください。もし「前回のタブを復元」で大量タブが一気に戻ると落ちることがあるので、まずは復元を避けて安定性を確認します。
拡張機能を疑う(最近入れた・更新したなら特に)
最近入れた拡張機能、更新した拡張機能があるなら、そこを疑うのが自然です。拡張機能の仕様変更(Manifest V3への移行など)の影響で、未対応の拡張機能は無効化されたり、挙動が不安定になったりする場合があります。
起動できたら、拡張機能は一気に戻さず、1つずつ戻して症状が再発するかで原因を特定します。ここができると、再発防止にも繋がります。
User Dataを退避して「新規状態」で起動できるか見る
拡張機能で変わらない場合は、User Data配下のDefaultやProfileが壊れている可能性があります。ここも削除ではなく退避です。
Windowsなら、フォルダのアドレスバーに %LOCALAPPDATA%\Google\Chrome\User Data と貼り付けてEnterを押すと、対象の場所へ素早くアクセスできます。開いた先で Default や Profile 1 を削除せずにリネームして退避し、起動できるか確認します。
起動できたあとの戻し方(安定優先)
- まずは何も戻さず安定動作を確認
- ブックマークなど必要なものから段階的に復元
- 拡張機能は厳選して戻す(広告ブロック系は特に慎重に)
描画系の違和感があるならGPU相性も視野
真っ白、ちらつき、文字化けなど描画系の症状が強い場合、GPU(ハードウェアアクセラレーション)の相性が絡むこともあります。
断定はしませんが、「別ユーザーなら起動する」「拡張機能やプロファイルを外すと改善する」などのヒントが出ることがあります。まずは切り分けの順番を守って、原因を狭めていくのが安全です。
Windows11の不具合はOS側の設定やセキュリティ絡みで起きることもあります。切り分けの考え方が近い例として、別トラブルですがWindows11の起動不良系の手順をまとめた記事もあります。必要ならSteamでゲームが起動しないWindows11の直し方も参考になると思います。
セキュリティソフト競合を確認

Chromeがクリックしても無反応、すぐ落ちる、特定サイトだけブロックされる…。
こういうとき、OS標準(Windows Defender等)も含めたセキュリティ機能や、監視系ツールの干渉が原因になることがあります。
最近は外部ソフトを入れず標準機能のみで運用している人も多いので、まずは設定側でブロックされていないかを確認するのが大事です。
競合を疑うサイン(当てはまるほど可能性が上がる)
-
- Chromeだけでなく、他ブラウザでも似た症状が出る
- 特定サイトだけ開けない、ダウンロードだけ失敗する
- セキュリティ機能の通知やログに、ブロックらしき記録がある
- 企業の端末管理ツールやWebフィルタ配下でだけ発生する
安全に切り分ける(無理しない)
ここは強調しておきたいんですが、セキュリティ設定をいじるのはリスクがあります。なので私は、まずログやブロック履歴の確認、例外設定の有無を見ます。
一時的に保護を弱める手順があるとしても、短時間・自己責任で。企業PCなら管理者に相談が基本です。
セキュリティ設定の変更は、環境によって危険度が変わります。正確な情報は公式サイトをご確認ください。最終的な判断は専門家や管理者にご相談ください。
マルウェア・アドウェア疑いはスキャンで切り分け
検索結果が変、広告が異常に増えた、勝手に拡張機能が入る、起動が不自然に遅い…こういう時は、マルウェアやアドウェアの可能性もゼロではありません。断定はできませんが、「原因を切り分ける」という意味でスキャンは有効です。
切り分け用途の選択肢
Malwarebytes Premium(1年版)のようなツールは、スキャンして“原因かどうか”を見極める用途で候補になります(Amazon.co.jpなどで取り扱いがあります)。ただし導入や設定は環境次第なので、必要性を感じたときの手札として覚えておくくらいがちょうどいいです。
企業端末・管理端末は“個人で頑張りすぎない”
会社や学校のPCは、ポリシー配布でChromeの起動や更新が制限されていることがあります。その場合、個人で試せる範囲に限界があるので、早めに管理者へ相談するのが結果的に早いです。無理に解除しようとすると、規約違反やトラブルにつながる可能性もあります。
バックアップの取り方と準備

復旧作業でいちばん怖いのが、ブックマークやパスワードなどのバックアップ不足です。
Chromeが開かない状況では、プロファイル退避や再インストールなど「データに触れる」場面が出やすいので、ここは面倒でも先に固めておくと安心です。もし途中で「やっぱり戻したい」が出たとき、バックアップがあるだけで選択肢が増えます。
まずは同期の有無を確認
Googleアカウントで同期している人は多いので、同期がONなら救われることが多いです。ただ、同期が切れていたり、そもそもログインしていなかったりすると戻らない可能性があります。なので最低限これだけ確認しておくのが無難です。
- Googleアカウントにログインしていたか
- 同期(ブックマーク・パスワード等)が有効だったか
- 端末にしかないローカルデータに依存していないか
ブックマークは“できるときに”退避
起動できる瞬間があるなら、そのタイミングでブックマークのエクスポート(HTML保存)をしてしまうのがおすすめです。パスワードは扱いが繊細なので、無理に手作業で書き出すより、公式の同期やパスワード管理の仕組みを前提に考えたほうが安全なケースが多いです。
退避先を用意しておくと手戻りが減る
作業途中で「やっぱりコピーしておけば良かった…」となるのが一番つらいので、退避先(USBなど)を用意しておくと安心です。
価格は時期で変わるのであくまで目安ですが、SanDisk Ultra Luxe 64GBのようなUSBメモリがあると、バックアップ用途として扱いやすいです(購入はAmazon等で探せます)。
バックアップ準備チェック(手戻り防止)
| 項目 | 目的 | 優先度 |
|---|---|---|
| 同期の確認 | 復元できる前提を作る | 高 |
| ブックマーク退避 | 最重要データを守る | 高 |
| 重要ファイル退避 | 最悪時の保険 | 中 |
| 再インストール前の確認 | ログイン手戻り回避 | 中 |
バックアップ周りの考え方は、別記事で「失敗しない運用のコツ」をまとめています。必要ならバックアップ運用の落とし穴と代替策も役立つと思います。
Chromeが開かない時の対策を総括
Chromeが開かないときは、焦って一気にやるより、原因を切り分けながら進めるほうが結局早いです。
特にiPhoneでGoogleが開かない系は通信起因が関係することがあり、Windowsはプロセス残り・拡張機能・プロファイル破損が絡みやすい、という傾向があります。
あなたの状況に合わせて、上から順に試していけば、遠回りしにくいはずです。
最短ルート(ここだけ守れば迷いにくい)
最短ルートの結論
- まず再起動でリセット
- 通信起因かをWi-Fiとモバイルで切り分け
- 拡張機能を外して起動できるか確認
- プロファイルは削除ではなく退避で検証
- 最後に再インストール(バックアップ前提)
安全運転のコツ(消す前に退避)
私が一番言いたいのはこれです。消す前に退避、そして比較して切り分け。これを守るだけで、成功率と再発防止が上がります。
- 削除より先に退避(リネーム・コピー)
- Wi-Fi⇄モバイル、別端末比較で通信を判定
- 企業端末は無理せず管理者へ
端末や職場の環境によってはポリシー制限やセキュリティ設定で個人対応が難しいこともあります。正確な情報は公式サイトをご確認ください。
関連する細かいケース(Macでの挙動や、Windows11での別パターンなど)も、サイト内で随時まとめています。必要なところだけつまみ食いしてOKなので、あなたの環境に合わせて使ってくださいね。

