こんにちは。portable-kogatamini.com、運営者のshinoです。
今日は、ノートパソコンをモニターとして使う有線の方法について、がっつり整理していきます。
いままさにノートパソコンをモニターとして使う有線接続のやり方を調べていて、ノートパソコンをモニター代わりにしたいけれど本当にできるのか、どんな機材が必要なのか、かなりモヤモヤしている方も多いと思います。
ノートパソコンをサブモニターとして有線でつなぎたい、ノートパソコンを外部ディスプレイ代わりにするhdmi接続のやり方を知りたい、windows11でノートパソコンを有線hdmiでサブモニターにしたい、あるいはwindows10でノートパソコンをサブディスプレイにする方法を知りたい、こんなニーズもよく耳にします。
さらに、switchやps5の画面をノートパソコンのモニター代わりに映したい、でも無線接続だと遅延が心配なので有線で安定させたい、という相談も本当に多いです。
ネットで調べるとノートpcのhdmi端子は入力ではなく出力だとか、有線は遅延が少ないけれど条件が厳しいとか、情報がバラバラで結局どうすればいいのか分かりづらいですよね。
このページでは、そういった疑問や不安をひとつずつほどきながら、ノートパソコンをモニターとして使う有線の現実的な選択肢を整理していきます。
特に、usbポートを使うキャプチャボード方式と、lanやwifiを使ったソフトウェア方式の違い、その中でも私が「カキ(キャプチャボード)方式がおすすめ」と考えている理由まで、できるだけ分かりやすくお伝えしていきますね。
- ノートパソコンをモニターとして使う有線接続の全体像が分かる
- キャプチャボード方式とソフトウェア方式の具体的な手順と違いを理解できる
- switchやps5などゲーム機をノートPCに映すときの現実的な選択肢と注意点が分かる
- あなたの環境でどの方法を選べば後悔しにくいか判断できる
ノートパソコンをモニターとして使う。有線入門

まずは「そもそもノートPCをディスプレイ代わりにできるのか」という前提と、有線でつなぐときの基本的な考え方を整理します。そのうえで、usbキャプチャボード方式を軸に、Windows11やWindows10での設定やサブモニター化の流れを順番に見ていきます。
ケーブルでの接続の基本とメリット

ノートパソコンをモニターとして使うとき、まず押さえておきたいのが「hdmi端子の役割」です。ほとんどのノートPCに付いているhdmi端子は映像を出す側(出力)であって、映像を受ける側(入力)ではありません。
この仕様のせいで、ノートPC同士をhdmiケーブル1本でつないでも画面が出ない、という状況が起こります。
そこで出てくるのが、有線でノートPCの画面に映像を取り込むためのキャプチャボードやDisplayLink系のアダプターという存在です。
これらは、デスクトップPCやゲーム機のhdmi出力をいったんusb経由の信号に変換して、ノートPC上のソフトで映像を表示する仕組みになっています。
最近は、HDMIだけでなくUSB-C Alt ModeやThunderbolt 4経由のDisplayPort出力を持つノートPCも増えてきています。
しかし、これらのUSB-Cポートも多くは「出力専用」であり、ノートPC本体が映像の入力に対応しているケースはごく限られます。映像を取り込むには、必ず何らかの外部変換機器(キャプチャボードなど)が必要です。
有線でつなぐ最大のメリットは、やはり安定性と遅延の少なさです。無線だとwifiの混雑具合でカクつきが出たり、画質の揺らぎが大きかったりしますが、有線なら帯域が読みやすく、フレーム落ちも起こりにくいです。
もちろん、キャプチャボード側の処理やusb、PC性能の影響で数十ミリ秒〜100ミリ秒程度の遅延が出ることもありますが、動画視聴や一般的な作業ならほとんど気にならないレベルに収まることが多いですね。
要点
- ノートPCのhdmi端子は基本「出力専用」で、そのままでは映像を入力として受け取れない
- 有線でモニター利用したいなら、キャプチャボードやDisplayLink系アダプターがカギ
- 無線より安定しやすく、遅延も小さいので作業用のサブモニターとして相性が良い
なお、ポートの種類や映像帯域の考え方は、液晶タブレットの接続とかなり似ています。ノートPCの映像出力やusb-cの規格まわりを整理したい方は、ノートパソコンで液タブを快適に使うための設定マニュアルも参考になると思います。
接続方式ごとの仕様や制限は、OSやハードのアップデートで変わることがあります。正確な情報は必ずメーカーやOSの公式ドキュメントを確認し、最終的な判断は専門家にご相談ください。
ディスプレイ代わりにする場合のHDMIを使う注意

「ディスプレイ代わり hdmi」で調べると、ノートPCを外部モニターのように使う情報がいろいろ出てきますが、ここで一度整理しておきたいのがhdmi入力対応かどうかです。
HDMI入力を搭載したノートPCは極めて稀で、Alienwareなどごく一部のハイエンド・特殊用途モデルを除けば、ほとんどのノートPCはhdmi outのみで映像の入力には対応していません。
もしあなたのノートPCに「HDMI IN」「HDMI入力」などと書かれた端子がない場合、純粋なhdmiケーブルだけではディスプレイ代わりにすることはできません。
また、仮にHDMI INと書かれた端子があったとしても、その入力を標準的なディスプレイ入力としてOSが扱えるよう、ファームウェアやドライバがきちんと対応しているかの確認が必要です。この場合も、取扱説明書やメーカーの仕様ページをよく読んでから判断するのがおすすめです。
ここに気をつけたいポイント
- ノートPCのhdmi端子だけで「モニター化」できるケースは現在の市場ではほぼ例外的
- hdmi入力対応モデルなら有線1本で済む可能性はあるが、そうでなければ何らかの中継機器が必須
- hdmiケーブルや変換アダプターは、規格や解像度の上限も確認して選ぶ必要がある
hdmiケーブル自体の選び方や、テレビやモニターとの組み合わせ方に関しては、外部機器接続を前提にした外付けブルーレイドライブとテレビの接続構成の記事も、考え方の整理に役立つはずです。
解像度やリフレッシュレートはあくまで一般的な目安で、実際の上限は機器ごとに異なります。最終的な対応解像度やケーブル要件は、必ず各メーカーの公式情報を確認してください。
USBキャプチャボード方式とは

ここから、本題のusbポートを使うキャプチャボード方式を詳しく見ていきます。私が「カキ方式」と呼んでいるのがこのやり方で、ノートパソコンをモニターとして使う有線構成の中でも、現実的で応用範囲が広い選択肢です。
イメージとしては、デスクトップPCやps5、switchなどのhdmi出力を、キャプチャボードでいったんusb映像としてPCに取り込む形になります。必要なものは次の通りです。
- hdmiキャプチャボード(usb接続)
- コスパ重視ならサンワの「400-MEDI038」クラス
- 画質と安定性を重視するならElgato「HD60 X」クラス
- hdmiケーブル(例:エレコムのスタンダードなhdmiケーブル)
- usbケーブル(キャプチャボード側がusb-aなのかusb-cなのかを要確認)
配線はシンプルで、「映したい機器のhdmi出力 → キャプチャボード → usbケーブル → ノートPC」という1本道です。あとは、キャプチャボード付属のソフトやOBS Studioなどで映像を表示すれば、ノートPCの画面をディスプレイ代わりにできます。
キャプチャボード方式(カキ方式)のざっくりメリット
- ノートPC側はusbポート1つあればよく、機種を選びにくい
- デスクトップPC・ps5・switchなど、hdmi出力さえあれば機器を選ばない
- Amazonなどの通販だけで必要な機材一式を揃えやすい
一方で、映像処理の都合上数十ミリ秒〜100ミリ秒程度の遅延がどうしても入ることがあります。映画や配信視聴、slgやrpgなどの落ち着いたゲームなら気にならないことも多いですが、音ゲーや格闘ゲームのようなシビアなタイトルだと、専用モニターに比べて違和感が出やすいです。
遅延量はキャプチャボードの性能やUSB規格(USB 3.0以上推奨)、ノートPCのCPU/GPUのデコード性能によって大きく変わります。特にUSB 2.0では帯域不足による映像の乱れやフレーム落ちが起こりやすいです。
高品質なキャプチャボードの代表例として、Elgato HD60 Xは4K60Hz HDRパススルーに対応しつつ、1080p60 HDRでの録画に対応したモデルです(出典:Elgato「Game Capture HD60 X」製品ページ)。
一方で、4K60での録画は用途や設定が限定されるなど制約もあるので、対応解像度や必要スペックはあくまで目安と考え、ご自身のPC環境と照らし合わせて選んでください。
キャプチャボードの要件や推奨スペックは、必ずメーカー公式サポートページで最新情報を確認し、最終的な判断は専門のサポート窓口や販売店にも相談することをおすすめします。
Windows11での接続。 HDMI設定手順

次に、Windows11環境でノートPCをディスプレイ代わりにする流れを、キャプチャボード方式を前提にざっくり整理しておきます。ここでは「メインPC → ノートPC(表示側)」の構成を想定します。
1. 配線を組む
- メインPCのhdmi出力にhdmiケーブルを接続
- ケーブルの反対側をキャプチャボードのhdmi入力に接続
- キャプチャボードとノートPCをusbケーブルで接続(usb-aまたはusb-c)
2. ドライバーとソフトを用意する
多くのキャプチャボードは、Windows11に挿すと自動でドライバーが入り、「usbビデオデバイス」として認識されます。製品によっては専用のキャプチャソフトやユーティリティが用意されているので、公式サイトから最新版をダウンロードしておきましょう。
3. 表示用ソフトの設定
Elgatoなど純正ソフトがある場合はそれを起動し、入力デバイスとしてキャプチャボードを選ぶと、メインPCからの映像がウィンドウとして表示されます。OBS Studioを使う場合は、ソースに「映像キャプチャデバイス」を追加し、デバイスにキャプチャボードを指定する形ですね。
補足:Windows11側のディスプレイ設定
キャプチャボード方式では、Windows11の「マルチディスプレイ設定」で直接「拡張ディスプレイ」として認識させるわけではなく、あくまで「ビデオ入力として届いた画面」をソフト上のウィンドウとして表示します。
そのため、OSから見ると新しいディスプレイが増えたわけではなく、ウェブカメラ映像を映しているのに近いイメージです。
ウィンドウサイズやフルスクリーン表示の切り替えで、擬似的にサブモニター風に使う形になる、という点は押さえておいてください。
Windows11の設定画面や操作手順は、バージョンアップで表記や場所が変わることがあります。最新の手順は、Microsoft公式のヘルプセンターやサポートページを合わせて確認してください。
Windows10でノート画面を共有

Windows10でも、キャプチャボード方式の基本はWindows11とほぼ同じです。配線とソフトの考え方は共通なので、違いとしてはOS側のウィンドウレイアウトやリソース消費のクセ程度だと思っておけば大丈夫です。
一方で、Windows10には「接続」アプリや「このPCへのプロジェクション」機能があり、無線でノートPCをサブディスプレイ化することもできます。
ただ、この記事のテーマは有線なので、あくまで遅延を抑えたい用途ならキャプチャボード方式がメイン、というスタンスで考えています。
Windows10側で意識したいポイント
- 古いノートPCほど、キャプチャソフトやOBSの負荷で重くなりやすい
- cpu使用率とgpu負荷をタスクマネージャーで確認しながら、解像度やfpsを調整する
- 大事な作業の前には、Windowsアップデートやドライバー更新を済ませておくとトラブルを防ぎやすい
Windows10はすでにサポートフェーズが変わりつつあり、今後はWindows11前提でソフトが更新されていく流れが強くなりますが、2025年時点でも延長サポートや企業向けサポートなどで当面利用可能な環境は残っています。
長く使う前提なら、ノート側・メイン側ともにサポート期間やアップデート方針もあわせてチェックしておくと安心です。正確なサポート情報は、Microsoft公式のサポートライフサイクルのページをご確認ください。
ノートPCのサブモニター化手順

ここまでを踏まえて、実際に「ノートPCをサブモニター化する」流れを、おおまかな手順としてまとめておきます。ここでは、メインPCの作業画面をノートPCに映して、資料表示やチャット欄などの“置き場所”にするイメージです。
1. 何をどこに映したいかを決める
まず、メインPC側のどの画面をノートPCに表示したいのかをはっきりさせましょう。フルデスクトップをミラーしたいのか、特定のアプリウィンドウだけを映したいのかで、構成や使うソフトが少し変わります。
2. キャプチャボードを使うか、ソフトだけで行くか
遅延が多少あってもいいなら、後半で紹介するspacedeskやdeskreen、あるいはWindows標準の「このPCへのプロジェクション」機能(Miracastベース)といったネットワークプロジェクション方式(LANやWi-Fi経由)でもサブモニター化は可能です。
一方で、できるだけ遅延を減らしたいなら、やはりカキ方式(キャプチャボード)を軸に考えるのが無難です。
3. 実際の運用例
- メインPCでブラウザや統計アプリを全画面表示し、キャプチャボード経由でノートPCに映す
- OBSのプレビュー画面としてノートPCを使い、メインPCではゲーム画面だけに集中する
- ノートPC側では音声をミュートし、メインPC側のスピーカーだけを使うことで音ズレの違和感を減らす
ゲーム用やクリエイティブ用途でノートPCをサブモニター的に活用したいなら、ミニPCとの組み合わせや外付けGPUなども選択肢に入ってきます。
そのあたりの構成に興味がある方は、ミニPCとノートPCどっちを買うべきか迷う人向けの比較記事も、判断材料になるはずです。
どの構成でも、遅延や負荷の数値はあくまで一般的な目安です。実際の快適さはあなたの環境次第なので、最終的な構成は無理のない範囲で少しずつ試しながら決めていきましょう。
ノートパソコンをモニターとして使う。有線と無線比較

ここからは、有線方式(キャプチャボードなど)と無線方式(ワイヤレスディスプレイなど)の違いを整理しつつ、switchやps5などのゲーム機をノートPCに映すときの現実的なポイント、古いノートPCを活かせるかどうかの目安をまとめていきます。
最後に、ノートパソコンをモニターとして使う有線構成の「落としどころ」も整理しますね。
無線との違いと遅延の目安

まず、有線と無線の一番大きな違いは遅延と安定性です。無線接続では、Windowsのワイヤレスディスプレイ(Miracast)機能などを使うことで、追加機材なしでノートPCをサブモニターっぽく使うことができます。
具体的な手順としては、Windows11なら設定アプリの「システム」→「ディスプレイ」から「ワイヤレスディスプレイに接続」を選び、接続先としてノートPCを指定する流れになります(出典:Microsoft公式サポート「PCまたはワイヤレスディスプレイへのスクリーンミラーリングと投影」)。
ただ、この方式はどうしてもwifiの状態に影響されるため、常に安定したレスポンスを得るのは難しいです。
遅延やカクつきの体感は環境によりますが、私の感覚だと「ブラウザ・資料・チャット欄表示くらいなら許容範囲、アクションゲームや動画編集には向かない」と考えています。
一方で、2025年時点ではWiFi 6EやWiFi 7、USB-Cディスプレイリンク、Thunderbolt 4経由の映像伝送など、無線・有線を組み合わせた高機能なアプローチも少しずつ増えてきています。
これらの技術によって、有線に近いレベルの安定性や遅延の少なさを狙える環境も出てきていますが、「遅延ゼロ・すべての環境で快適」とまでは言えないのが正直なところです。
有線 vs 無線のざっくり比較
- 有線:配線は増えるが、帯域が安定しやすく遅延も小さい
- 無線:配線ゼロでスッキリだが、wifi環境に強く依存し遅延が読みにくい
- ゲームやクリエイティブ用途なら、有線(カキ方式)を第一候補にするのがおすすめ
無線の快適さは、距離・ルーター性能・周囲の電波状況など「見えない条件」に左右されます。数値はあくまで参考程度にとどめ、正確な制約は公式情報や実機レビューを確認しつつ、最終判断は専門家にも相談してもらえると安心です。
switchをノートPC画面に映す

switchをノートPCの画面に映したい、という相談も本当に多いです。ここでもポイントになるのは、switchの映像はあくまで「hdmi出力」なので、そのままノートPCには入らないという点です。
現実的な構成は次のようになります。
- switchのドックのhdmi出力 → hdmiケーブル → キャプチャボード
- キャプチャボード → usbケーブル → ノートPC
- ノートPC上のキャプチャソフトやOBSで映像を表示
この構成なら、ノートパソコンをモニターとして使う有線環境で、switchの映像を表示できます。ただ、キャプチャボード経由になるので、どうしても数十ミリ秒〜100ミリ秒程度の遅延は避けられません。
switch+ノートPC運用の注意点
- 音ゲーや格闘ゲームは、入力タイミングのシビアさから違和感が出やすい
- rpgやシミュレーション、ストーリー重視のタイトルなら実用範囲に収まりやすい
- 長時間プレイするなら、ノートPC側の発熱とファン騒音にも要注意
据え置きモードで遊ぶことが多く、テレビや外部モニターへの出力も視野に入っているなら、steam携帯機のテレビ出力構成なども参考になります。hdmiケーブルやドック周りの考え方を整理したい場合は、steamの携帯機をテレビにつなぐ構成解説もチェックしてみてください。
PS5をノートPCに出力する注意

ps5も基本はswitchと同じで、映像はhdmi出力のみです。そのため、ノートPCをディスプレイ代わりに使うには、やはりキャプチャボード経由が前提になります。
構成は次の通りです。
- ps5のhdmi出力 → hdmiケーブル → キャプチャボード
- キャプチャボード → usbケーブル → ノートPC
- ノートPC側でキャプチャソフトを起動してps5の映像を映す
ps5の場合は4K120HzやVRR、HDRなど、高フレームレート・高画質な映像も出せますが、キャプチャボード側がこれらをすべてフルスペックで処理できないケースが多いです。
特にHDMI 2.1規格が必須となる4K/120HzやVRRをキャプチャまたはパススルーできる製品は非常に高価なハイエンドモデルに限られ、多くの場合4K/60Hzまたは1080p/60Hzに制限されます。
ps5+ノートPCで気にしておきたいこと
- 高fps・高解像度重視なら、キャプチャボードの対応スペックを必ず確認する
- 映像と音声の遅延をゼロにはできない前提で、ゲームジャンルを選ぶ
- 本気で対戦やタイムアタックをするなら、専用モニター運用も視野に入れる
キャプチャボードを挟んだ構成は便利な反面、設定項目も多くなりがちです。映像規格やパススルー機能の詳細は、必ず各製品の公式マニュアルやサポートページを確認し、疑問点があれば販売店やメーカーのサポートに相談してください。
古いノートPCでも使えるか

「家に古いノートPCが余っているから、これをサブモニター代わりにしたい」というパターンもよくあります。ここでポイントになるのは、ノートPCの性能とポートの世代です。
キャプチャボード方式の場合、ノートPC側でキャプチャソフトやOBSが動くだけのcpu性能とメモリ、そしてusb3.0以上のポートが欲しくなります。usb2.0でも動くことはありますが、帯域が足りず映像が乱れたり、フレーム落ちが目立ったりしやすいです。
- 目安として、第4〜6世代以降のCore i5/8GBメモリ/USB 3.0以上なら、フルHD60fps前後なら実用範囲になりやすいでしょう。USB 2.0ポートでは帯域不足により、映像の乱れやコマ落ちが発生しやすいため注意が必要です。
- それより古い世代やメモリ4GBクラスだと、解像度やfpsをかなり落として運用する前提になる
※目安として、第4〜6世代以降のCore i5/8GBメモリ/USB 3.0以上なら、フルHD60fps前後の「表示だけ」なら実用範囲になりやすいでしょう。配信や録画、マルチタスクまで視野に入れるなら、16GBメモリを前提に考えると安心です。USB 2.0ポートでは帯域不足により、映像の乱れやコマ落ちが発生しやすいため注意が必要です。
「古いノートPCの再利用」としてのリアルなライン
サブモニターとして常時使うなら、あまりに古いノートPCを無理に引っ張り出すより、消費電力や騒音も含めてコスパが悪くなるケースもあります。
バッテリー寿命やストレージの健康状態も含めて、全体として損をしていないか、一度メンテナンスの観点で見直してみるのもおすすめです。
性能面の数値はあくまで一般的な目安です。実際には、冷却性能やストレージの状態によって体感が大きく変わります。最終的な判断は、公式の動作環境や専門家のアドバイスも踏まえながら、無理のない範囲で行ってください。
有線でノートパソコンをモニターとして使う総括
最後に、ノートパソコンをモニターとして使う有線のポイントを、ざっくりまとめておきます。ここまで読んで「結局どの構成が自分に合うのかまだ迷う…」というあなた向けの整理だと思ってください。
- ノートPCのhdmi端子は基本「出力専用」で、単体ではディスプレイ代わりにならない
- 有線でいくなら、キャプチャボードなど「カキ方式」がもっとも汎用性が高く、どのノートPCでも狙いやすい
- USBキャプチャボード(サンワ400-MEDI038やElgato HD60 Xなど)+hdmiケーブル+usbケーブルの3点セットが基本構成
- switchやps5も同じ構成でノートPCに映せるが、数十ミリ秒〜100ミリ秒程度の遅延は前提として受け入れる必要がある
- 作業用のサブモニター用途なら、有線キャプチャ方式とlan/wifiソフト方式(spacedeskやdeskreen)を状況に応じて使い分けるのがおすすめ
私のスタンス:カキ方式がおすすめな理由
ノートパソコンをモニターとして使う有線構成はいくつかありますが、私としては「カキ(キャプチャボード)方式」を軸に考えるのが一番バランスがいいと思っています。
どのノートPCでも狙いやすく、ゲーム機や別PCなど、hdmi出力を持つ機器ならほぼ共通のパターンでつなげるからです。
一方で、キャプチャボードやケーブルの品質、ノートPCのスペック、USBポートの世代(USB 3.0以上推奨)、冷却性能やファン騒音、バッテリーの劣化など、コストと性能・快適さのバランスをどう取るかは人それぞれです。
この記事で挙げた数値や構成例はすべて一般的な目安に過ぎないので、正確な仕様や制約は必ずメーカーやOSの公式情報(例:Microsoft公式サポートや、Elgato公式サイト、Apple公式USB-Cアダプタ解説など)で確認してください。
また、ここで紹介した構成はあくまで「一般的な環境でサブモニター代替として使える可能性がある」方法であって、すべての機材・ソフト・OSバージョン・ノートPC機種・ゲーム機・ケーブルの組み合わせで動作を保証するものではありません。
購入前には必ず仕様や最新ドライバ、ユーザーレビューなどもチェックし、安全性や相性の面で不安がある場合は専門家や販売店にも相談してみてください。
最終的な機材選びや配線構成、安全性に関わる判断については、あなたの実際の環境を見られる専門家や販売店とも相談しながら、無理のない形で決めていきましょう。あなたのノートPC環境作りの参考になればうれしいです。

