テレビを買わず、スマホだけで番組を見ながら生活できるのか気になっていませんか?
結論からいうと、見たい番組と視聴時間が自分の環境に合っていれば、スマホは十分にテレビ代わりになります。TVerなら民放のドラマやアニメを無料で見られますし、ABEMAやNHK ONE、動画配信サービスを組み合わせれば選択肢も増やせますよ。
ただし、アプリを入れれば地上波の全番組を見られるわけではありません。見たい番組が見れないケースや、Wi-Fiなしでは通信量が増える問題もあります。画面の小ささやバッテリーの減り方も気になりますよね。
そこで今回は、購入からもうすぐ3年になるAQUOS sense8でTVerを約71分間視聴しました。実際のバッテリー消費を確認しながら、スマホだけで足りる人と、タブレットやポータブルテレビを選んだほうがよい人の違いも解説します。
- スマホだけでテレビ生活ができる条件
- 無料で見られる番組と見れない番組
- 約71分のTVer視聴で分かった使用感
- 通信量や発熱を抑えて見る方法
スマホをTV代わりにできる?
スマホをテレビ代わりにできるかは、端末の性能だけでは決まりません。地上波を放送どおりに見たいのか、ドラマやアニメを好きな時間に見たいのかによって、必要なサービスや機器が変わります。
スマホだけでテレビ生活は可能?
テレビ本体がなくても生活できるのか、不安に感じていますか?
地上波をほとんど見ず、好きな番組を選んで見る人なら、スマホだけでもテレビの役割をかなり代用できます。
TVerで民放番組、ABEMAでニュースや専門チャンネル、NHK ONEでNHK総合・Eテレ、定額制動画配信サービスで映画やドラマを見られるためです。YouTubeにもニュースやライブ配信があります。
ただし、スマホだけで地上波の全チャンネルを常時リアルタイム視聴できるわけではありません。地域ニュースやローカル番組、一部のスポーツなどは配信されない場合があります。
スマホをテレビ代わりにしやすい人
- 一人暮らしで部屋を広く使いたい人
- 地上波より動画配信を見ることが多い人
- 好きな時間に番組を見たい人
- 自宅にWi-Fiがある人
- 一人で視聴することが多い人
家族と一緒に見たい人、スポーツを大画面で楽しみたい人、地域番組を放送どおりに見たい人には不便が残ります。テレビを完全に置き換えられるかではなく、あなたが普段見ている内容を置き換えられるかで判断しましょう。
TVerなら民放番組を無料で見られる
無料アプリで民放番組を見たいなら、最初に試しやすいのはTVerです。ドラマ、バラエティ、報道、アニメ、スポーツなどを広告付きで視聴できます。
TVerの見逃し配信などは、TVer IDへ登録・ログインしなくても視聴できます。私のAQUOS sense8でも、未ログインの状態で番組を視聴できることを確認しました

お気に入りや途中まで見た位置を複数端末で連携する場合や、対応するリアルタイム番組を追っかけ再生する場合は、TVer IDへのログインが必要です。詳しくは、TVer IDで利用できる機能に関する公式案内をご確認ください。
TVerは地上波を丸ごと配信するアプリではありません。
民放の全番組を見られるわけではなく、見逃し配信には期限があります。地域番組や一部のスポーツなどは見れないことがあり、録画やダウンロードにも対応していません。
リアルタイム配信にも通信による遅れがあるため、緊急速報やスポーツ実況ではテレビ放送との差が生じる可能性があります。配信番組や機能は変更されることがあるので、正確な情報は公式サイトをご確認ください。
ABEMAやNHK ONEとの違い
TVerだけでは物足りない場合は、見たい内容に合わせてABEMAやNHK ONEを組み合わせます。
| サービス | 主な内容 | 向いている人 |
|---|---|---|
| TVer | 民放の見逃し・一部リアルタイム配信 | 民放番組を見たい人 |
| ABEMA | ニュース・アニメ・スポーツ・独自番組 | 番組を流し見したい人 |
| NHK ONE | NHK総合・Eテレの同時・見逃し配信 | NHK番組を見たい人 |
ABEMAはインターネット上のテレビ局に近く、番組表に沿ってニュースやアニメなどを視聴できます。無料番組もありますが、作品やスポーツによっては有料プランや個別課金が必要です。料金は、ABEMA公式ヘルプで確認できます。
NHK ONEでは、NHK総合・Eテレの同時配信や見逃し配信、ニュース記事などを利用できます。最新のサービス内容は、NHK ONE公式サイトをご確認ください。
NHK ONEは受信契約との関係に注意が必要です。
スマホやパソコンを持っているだけで、直ちに受信契約が必要になるわけではありません。ただし、契約対象サービスについて利用開始の操作を行った場合は、受信契約が関係します。
すでに世帯で受信契約を結んでいる場合は、原則として追加契約や追加負担はありません。詳しい条件は、NHK ONE利用時の受信契約に関する公式案内をご確認ください。判断できない場合は、NHKの受信料に関する問い合わせ窓口へ確認しましょう。
アニメを見るなら動画配信を活用
スマホをアニメ専用のテレビ代わりにしたいですか?
アニメ中心なら、リアルタイム放送にこだわらず、見逃し配信と定額制動画配信サービスを組み合わせる方法が便利です。
TVerでは放送中の一部作品、ABEMAではアニメ専門チャンネルや一挙配信を見られます。過去作品まで見たい場合は、DMM TV、U-NEXT、Netflix、Amazon Prime Videoなどが候補です。
配信作品や料金は入れ替わるため、加入前に作品名で検索してください。ダウンロード対応サービスなら、Wi-Fiで事前に保存することで外出先の通信量を抑えられます。なお、TVerはダウンロード視聴に対応していません。
ダウンロードは、基本的にアプリ内で視聴するための一時保存です。自由にコピーしたり、解約後も残したりできる動画ファイルではありません。
ドラマを見るならTVerが便利
放送中の民放ドラマを見るならTVerが便利です。放送後に見逃し配信されるため、放送時間に生活を合わせる必要がありません。
ただし、全話をいつでも無料で見られるとは限りません。最新話や第1話だけが無料になる作品もあるため、配信終了日を確認しておきましょう。過去シリーズをまとめて見る場合は、FOD、TELASA、Huluなど、テレビ局系列のサービスも候補になります。
TVerで見れないからといって、非公式な動画サイトを利用するのはおすすめしません。違法配信の可能性に加え、不正広告や悪質なアプリへ誘導される危険があります。テレビ局や正規の動画配信サービスから探してください。
AQUOS sense8で71分視聴検証
スマホで1時間以上TVerを見ると、バッテリーはどのくらい減るのでしょうか。そこで、購入からもうすぐ3年になるAQUOS sense8を検証機として使用しました。

検証したのは、現在も日常的に使っている端末です。購入直後の新品ではなく、長期間使用した状態で試しています。

Google PlayからTVerアプリをインストールして使用しました。

AQUOS sense8を普段使用しているRakuten TurboのWi-Fiに接続し、TVerを約71分間連続視聴しました。
検証時に使用した通信機器は、普段から自宅回線として利用しているRakuten Turboです。

視聴前に、AQUOS sense8がRakuten TurboのWi-Fiへ接続されていることも確認しました。SSIDの固有部分は、プライバシーに配慮して画像上で隠しています。

テレビ番組の映像自体は著作権に配慮して掲載せず、視聴前後の設定画面とバッテリー残量で検証結果を確認します。
番組映像は著作権に配慮して掲載せず、設定画面とバッテリー残量で結果を確認します。
視聴開始直後の0時05分に、ディスプレイの明るさが50%であることを確認しました。明るさの自動調節は使用せず、検証中は50%に固定しています。

視聴前の時刻は0時00分で、バッテリー残量は64%でした。バッテリーの健康度は「良好」、長エネスイッチは「OFF」です。

約71分後の時刻は1時11分で、バッテリー残量は54%でした。

約71分のTVer視聴で、バッテリー残量は64%から54%へ減り、10ポイント消費しました。
| 確認項目 | 視聴前 | 視聴後 |
|---|---|---|
| 時刻 | 0時00分 | 1時11分 |
| バッテリー残量 | 64% | 54% |
| 画面の明るさ | 50% | |
| 明るさの自動調節 | 使用しない | |
| 長エネスイッチ | OFF | |
| 通信環境 | Rakuten TurboのWi-Fi | |
| 視聴時間 | 約71分 | |
単純計算では、今回の条件で1時間当たり8~9ポイント程度の消費です。ただし、バッテリーの劣化、明るさ、音量、電波状況、画質、バックグラウンドアプリによって結果は変わります。すべてのスマホに当てはまる数値ではありません。
一人で近くから見るなら画面に大きな問題は感じませんでした。ただ、スタンドなしで約71分持ち続けると腕が疲れます。テレビ代わりにするなら、バッテリー容量だけでなく、画面を置く位置も大切です。
スマホをTV代わりにする選び方
快適に使い続けるには、地上波の視聴方法、通信量、発熱、画面の位置を確認する必要があります。用途に合わない機器を買わないように選びましょう。
地上波が見れない場合の視聴方法
TVerで見たい番組が見れない場合、地上波を放送どおりに見るにはテレビチューナーが必要です。主な方法は、スマホへ直接取り付ける外付けチューナー、ネットワークチューナー、スマホ連携対応レコーダーです。
スマホに直接取り付けるチューナー
直接接続型は持ち運びやすく、製品によってはインターネット回線を使わず地上波を受信できます。ただし、スマホの端子、OS、専用アプリに対応していなければ使えません。
中古品では、専用アプリの提供や最新OSへの対応が終わっている場合があります。対応OS、接続端子、アプリの配信状況、アンテナや付属品まで確認してください。
自宅に設置するネットワークチューナー
ネットワークチューナーは、自宅のアンテナ線とルーターへ接続し、Wi-Fiやインターネット経由でスマホへテレビ映像を送る機器です。
ピクセラのXit AirBox XIT-AIR120CWは、地上デジタル・BS・110度CS放送に対応しています。対応端末では外出先からも視聴できますが、一部のチャンネルは外出先視聴に対応していない場合があります。
私が所有して検証した製品ではないため、公式仕様に基づく選択肢として紹介しています。対応端末などは、ピクセラ公式のXit AirBox製品情報をご確認ください。
Xit AirBoxは、TVerを見るだけの人には必要ありません。利用にはアンテナ環境、インターネット回線、無線LANルーターなどが必要です。アンテナ線は付属していないため、購入前に自宅設備も確認してください。
スマホの映像をモニターへ出力する方法もありますが、これはスマホで地上波を受信する方法ではありません。詳しい接続条件は、USBをHDMIに変換しても100均製品では映らない理由で解説しています。
Wi-Fiなしの通信量と必要なギガ
Wi-Fiがなくてもモバイル通信で視聴できますが、毎日見る場合は通信量に注意が必要です。
TVer公式によると、スマートフォンの自動画質では、30分当たり平均約450MBが目安です。1時間では約900MB、毎日1時間を30日間見ると約27GB、毎日2時間なら約54GBになります。ただし、30分当たり約130~700MB程度の幅があります。
詳しくは、TVer公式の通信量に関する案内をご確認ください。
| 視聴時間 | 通信量の目安 |
|---|---|
| 30分 | 約450MB |
| 1時間 | 約900MB |
| 1日1時間を30日 | 約27GB |
| 1日2時間を30日 | 約54GB |
実際の通信量は、画質、番組内容、通信状態によって変わります。数値はあくまで一般的な目安です。
スマホでは常に高画質で視聴する必要がない場合もあります。通信量と見やすさのバランスを取りたい場合は、TVerの画質設定を「中」や「低」に変更して試してみましょう。
- 画質を「中」または「低」に設定する
- ダウンロード対応サービスではWi-Fiで事前保存する
- 携帯電話会社の速度制限条件を確認する
- 長時間見る日は自宅回線へ切り替える
データ無制限のプランでも、混雑時の制御やテザリング上限が設けられている場合があります。契約条件は携帯電話会社の公式サイトで確認してください。
長時間視聴の疲れや発熱への対策
スマホを見るだけで直ちに視力が低下するとは限りませんが、近距離で同じ画面を見続けると、目の乾燥や眼精疲労、首や肩の負担につながる可能性があります。
画面との距離は30cm以上を一つの目安にし、文字が読みにくい場合は明るさや字幕サイズを調整してください。一定時間ごとに画面から目を離すことも大切です。
動画再生では画面、通信、処理装置を同時に使うため、端末が発熱しやすくなります。充電しながら再生すると、充電時の熱も加わります。
- 直射日光が当たる場所で再生しない
- 布団やクッションの上で充電しない
- 端末が熱い場合は再生と充電を止める
- 膨張や異臭がある端末は使用しない
極端な発熱、充電不良、バッテリーの膨張がある場合は使用を中止し、メーカーや修理窓口へ相談してください。健康上の不安がある場合は、最終的な判断は専門家にご相談ください。
スタンドや代替端末で快適に視聴
周辺機器をすべてそろえる必要はありません。最初に用意するなら、スマホを横向きに固定できるスタンドです。
今回、スタンドなしで約71分視聴したところ、手や腕の疲れが気になりました。高さと角度を調整でき、横置きに対応するLamicallの折りたたみ式スマホスタンドは、目線に近い位置へ置きたい人の候補になります。
手で持たずに長時間視聴したい人は、高さと角度を調整できるスマホスタンドを確認してみてください。
充電しながら使用する場合は、充電ケーブルがスタンドと干渉しない形状かも確認してください。
商品リンクを設置する際は、紹介する製品が高さ調整、角度調整、横置きに対応していることを確認してください。充電ケーブルと干渉しない形状かも重要です。
音が聞き取りにくい場合は、Anker Soundcore 2などのBluetoothスピーカーも選択肢です。
ただし、一人で近距離から見るなら、スマホ本体のスピーカーやイヤホンで十分な場合もあります。仕様は、Anker公式のSoundcore 2製品情報をご確認ください。
- 腕が疲れるならスマホスタンド
- 音が聞き取りにくいならスピーカー
- 毎日長時間見るならタブレット
- 地上波も見たいならテレビチューナー
字幕や小さなテロップが読みにくい場合は、8~11インチ程度のタブレットが向いています。地上波を安定して見たい人はポータブルテレビも候補です。製品選びでは、夢グループのポータブルテレビに関する口コミと実態も参考にしてください。
「スマホTV」の代わりを探している場合
スマホをテレビ代わりにする方法ではなく、「スマホTV」と呼ばれていたサイトや機能が見られなくなり、代わりを探している人もいるかもしれません。
民放番組ならTVer、ニュースや専門チャンネルならABEMA、NHK番組ならNHK ONE、無料ライブ配信ならYouTubeが候補です。特定の番組を探す場合は、番組名と制作局を確認し、テレビ局系列の正規サービスから探してください。
「サーバーを選んで再生する」と表示される非公式サイトは、違法配信、不正広告、悪質なアプリへの誘導などの危険があるため、利用をおすすめしません。
スマホをTV代わりにする方法まとめ
結論として、一人で見逃し配信や動画サービスを楽しむなら、スマホだけでも十分に代用できます。
TVerなら民放番組、ABEMAならニュースや専門チャンネル、NHK ONEならNHK総合・Eテレが候補です。一方、地上波の全番組や地域ニュース、長期間保存したい録画番組まで、配信アプリだけで置き換えるのは難しいです。
今回、AQUOS sense8でTVerを約71分視聴したところ、バッテリー残量は64%から54%になりました。短時間なら大きな問題は感じませんでしたが、スタンドなしでは腕や姿勢への負担が気になります。
最初はTVerなどの無料サービスを試し、不便を感じた部分だけ補うのがおすすめです。
腕が疲れるならスタンド、音が小さいならスピーカー、画面が見づらいならタブレット、地上波が足りないならテレビチューナーという順番で考えると、不要な買い物を防げますよ。
スマホをテレビ代わりにできるかは、製品の性能だけでなく、あなたの視聴目的との相性で決まります。見たい番組、1日の視聴時間、通信環境を整理してから試してみてください。
